薙刀山を独り占め

このところ家庭の事情(カミさんの入院等)で3週間山へ行っていなくて禁断症状が出てきたので、カミさんの許可をもらって、久しぶりの山スキーに石徹白の薙刀山へ行って来ました。
山 名 薙刀山(1647.2m)
場 所 岐阜県北部(越美国境)
日 時 2006年3月26日(日)
コース 石徹白川の橋→和田山牧場跡→薙刀平→薙刀山→北東斜面滑降後登り返し
→薙刀山東面滑降後登り返し→薙刀平→和田山牧場跡→石徹白川の橋
メンバー oba(単独)
天 気 曇り


3/26

■行動時間
06:10 石徹白川の橋    07:25 和田山牧場跡    09:30 薙刀平    10:05 薙刀山頂上
11:20 北東斜面を滑降後登り返して再び薙刀山頂上    11:50 推高谷右俣1300m付近
12:25 薙刀平    13:00 和田山牧場跡    14:00 石徹白川の橋

林道を適当にショートカットして和田山牧場跡着。天候は曇りだが視界は効いているようなので予定通り薙刀山を目指す。野伏ヶ岳北東尾根をぐるっと巻いて推高谷左俣を渡り、対岸の斜面をひと登りで薙刀平。薙刀平から北西に進路を取り斜登高。薙刀山頂上直下で稜線に出て雪屁を回り込んで、だ〜れもいない薙刀山頂上着。

風があって寒いので休憩もそこそこにカリカリ雪面の北東斜面に滑り込む。標高差200m程滑って樹林の中の平坦地でゆっくり休憩、腹ごしらえ。滑った斜面を登り返し再び薙刀山頂上。登っているうちに薄日もさしてきて風もなくなり気温も上がってきた。
朝の和田山牧場跡、テン泊している人がいた
薙刀山へ向かう途中、振り返れば野伏ヶ岳が大きく見える


誰もいない薙刀山頂上着

薙刀山東面には広大斜面が広がる

今度は東面に滑り込む。雪も緩んで広大斜面の絶好ザラメ雪に思わず歓声があがる。誰もいない薙刀山東面にシュプールを刻むのは最高!

推高谷右俣へ入るが高度1300m付近で谷割れが始まる。この先まだ行けそうであったが、単独故安易な冒険は慎むべし、と自分に言いきかせここで滑降中止。滑ったコースより適当に左寄りに登りやすいところを登り返して、標高差150m程登っていったら薙刀平の一角に出た。

薙刀平を南に進み、推高谷左俣へ降りる斜面の最後の滑降。この時対岸の野伏北面を滑るスキーヤー2名が見えた。向こうからこちらも見えていたかな?

朝渡った所で谷を渡り、あとはトラバース気味にスキーを漕ぎながら牧場跡へ戻り、牧場跡を横断し林道をチョッカリで飛ばし終了。

薙刀山東面にシュプールを刻む

和田山牧場跡の大木の下で休憩

早朝、車の中で朝食の準備をしていたら外から「オオバさん?」と呼ばれたのでビックリ!なんと岡山から来られていた「野人」さんだった。野伏に行かれるということで、それはそれは遠路はるばるご苦労様です。

それにしても今日の野伏ヶ岳は満員御礼!遠望しても黒山の人だかりでした。それに引き替え薙刀山はたった一人の貸切。野伏に比べれば、アプローチが長いわりに長い滑降コースはあまりとれないので登る人は本当に少ないです。でも登り返しの苦労をいとわなければ遊べる斜面は結構あります。東面を一人で貸切できたので今日は大満足!

END