新穂高ロープウェイスキー場 ▽ 2003/1/15 (水) 00:27:19 ▽ 小山伏 新穂高ロープウェイスキー場が、今年で閉鎖になるから行き ませんか、と言うObaさんの計画に、思わず手を挙げてしまっ た(^。^) 昔、家族で平湯にキャンプに行ったとき、5月なのに例年に ない大雪で、上高地に行くつもりが安房峠が通れず、新穂高 ロープウェイに乗りに行った。その時、ロープウェイの下を 滑っている人を見て、凄いことをする人が居るもんだと思った のだが、まさか自分が行けるとは思いもしなかった。 ここ数年、スキー場はもういいやって言ってたのだが、このス キー場は少し違うらしい。前夜9時過ぎ、Taqさんの家で晩御 飯をご馳走になって台湾の谷の話をしている所に、Obaさん のランクルで迎えに来てもらう。 [日 時]2003年1月12日〜13日 [天 気]曇り、快晴 [メンバー]Oba、Taq、BAKU、小山伏 [アプローチ] 名阪国道を、上柘植で下りて、水口から途中200円の有料 道路を通って八日市で名神に乗る。 東海北陸自動車道の終点まで行って、高山、平湯を通って 新穂高温泉へ、6時間30分のドライブであった。小山伏と Taqさんは寝てた(^_^;)御免なさいm(__)m 民宿まほろばは、24時間お風呂に入れる。ぬくぬくと布団で 寝れるのは、有難い事だ(^^)v 朝食は8時。ぎりぎりまで寝てたのは小山伏だった。 ロープウェイは8時45分始発だが、急ぐ山旅でもないので、 9時に宿のトラックで第二ロープウェイの下まで送ってもらう。 [新穂高ロープウェイスキー場] リフトに乗って、ロープウェイ乗り場へ。 スキーコースの看板には、今乗って来たリフトの横が初級コ ースで、その上が中上級コースで、今回の目的のロープウェ イ終点からは、エキスパートコースって書いてある。 しかも、上から、だましの棚、アリの渡り、ヤセ尾根、ビックバ ーンと二つ名付き。大丈夫かいな(^_^;) とりあえず、足慣らしにリフトで真ん中のコースに登る。 一本だけ圧雪してあるが、少し凍っている。周りのふかふか 雪の所はコブ。何回かこけて、なんとか滑り方を思い出して きた(^。^) コースの上には、ビックバーンがそそり立っている。最大斜 度40°のコブ斜面。こんな所でこけてて、降りてこれるんか なぁ〜(^_^;) コースの正面は、錫杖岳、笠ヶ岳、抜き戸岳が聳えているら しいが、山頂辺りから雲が取れない。 この中央コースの下は、45°の急斜面で雪崩が多くて、一 応滑走禁止になっているらしい。滑っている人は居たが(^。^) コースは、ビックバーンの下で左右に分かれていて、左を下 ると、大きな中級コブ斜面が2段あって、この辺りなら小山伏 でも楽しめる(^^)v 下のリフトに乗って、いよいよ2階建てのロープウェイに乗 る。 今日はガスっていて、景色はなし。 見下ろすと、ビックバーンの上はヤセ尾根だ。ちらほらと人 が止まっている。転んでいるボーダーもいる。ま、人が少ない から、転がっても大して迷惑はかけないだろう(^_^;) ロープウェイの2階から滑り出す。 滑り出すとすぐ、2段のコブ斜面になっている。これが、だま しの棚か。何とか降りれるが、その先で緩やかな登りになっ ているので、2段目は直滑降でスピードをつけなければ、漕 いで登らなければならない。一回こけ、一回成功、一回飛ば される(^^ゞ 鉄塔があって、中級コブ斜面の下に、見るからに細いアリの 渡り。左はスパッと切れ落ちている。斜度がないのだけが救 いである。 が、その先が怖〜いヤセ尾根の上級コブ斜面。幅は2コブ か3コブ。こら、転ぶしかないわ(^_^;)横滑りで、ズリズリズリ なんとか転がってきて(^^ゞほっとする間もなく、ビックバー ン!! 幅は広いが、最大斜度40°のコブコブ斜面では、大きく回り 込むことも出来ず、ゆっくり1ターンずつ、転げてゆく(^^ゞ しかし、目前に、錫杖岳、笠ヶ岳、抜き戸岳と連なる山脈を見 ながらだから、苦にならないのが不思議だ(^。^) ビックバーンを下ると今度は右へ。林道のコースしばらくで、 一段コブ斜面を下ると、気持ちの良い林間のクロカンコース でロープウェイに戻って来た。1時間かかった(^。^) ロープウェイは30分に1本運転されている。うまい人は、こ れに毎回乗るらしい。ロープウェイが7分で降りるのに3分、 乗るのに並ぶのに5分で、15分で降りてくるのかぁ〜(@_@) そのあと3人は2本、小山伏は1本滑って、ビックバーンを見 上げていると、横におじいさん達と孫達だろうか、10人位の グループが斜面を見上げていた。 「あ、おかあさん転んだ!」「大丈夫、これだけ掘れてたら、コ ブで止まる」(^_^;)妙に説得力がある(^。^) 3人と合流して、左のコースから林道に出て鍋平公園まで、 宿の車に迎えに来てもらう。 [お宿] 缶ビール片手に、露天風呂へ。満足ぅ〜(^o^)/U体のあちこ ちが、喜びまくっている(^。^) 晩飯は6時からなので、部屋でぶらぶらしていると、お食事 前にと言うことで、炉辺で飛騨牛の串焼きが出て来た。Obaさ んが持って来たお土産のお礼にと、ご主人が地酒を出してく れる。もう、これだけですっかり出来上がってしまった(^。^) 他のお客さんが引き上げたあとも、したたかに飲んで騒いで いた我等であった。BAKUちゃん沈没(^_-)-☆ もう、明日は温泉入って、早よ帰ろ、と話していたのだが・・・ [2日目] 朝起きると、快晴だったらしい。窓から錫杖が見えてるぞぉ 〜と言うので、カメラを持って写しに行く。真っ青な空の下に、 錫杖岩がすっくと立って、下の方に氷瀑も白く見えている。 部屋に戻って、また布団に潜り込むと、Obaさんに「また寝る んか!!目が腐るぞ!!」と言われてしまう(^^ゞ こんな天気ならば、行くしかないやろ、と言うことで、荷物をま とめて9時出発。 山頂駅の屋上は360°の展望だ。錫杖岳、笠ヶ岳、抜き戸 岳、双六岳、樅沢岳、左俣岳、槍ケ岳、北穂高岳、西穂高 岳、焼岳の後ろに乗鞍岳、白山も久しぶりに見たなぁ〜(^。^) 谷しか行けない2000m男の小山伏でも、縦走したくなってく る。 3人は、もっと滑りたいらしく、先に下って行く。小山伏は、10 分ほど歩いたら西穂高岳がもっと良く見える所があると言う ので登山道を散歩。小屋を2つ過ごした先に窓があって、西 穂高岳がでかい。降りて来た登山者が、ここは風がないけど 稜線は強風なんですよと言って独標の辺りを指差す先には、 雪煙が舞っていた。 寒そぉ〜、やっぱ縦走は、やめよかな(^_^;) 12時に待ち合わせなので、11時に下り始める。ガイドの人 が10人ほどを連れて説明をしている。 「まず、最初に、気楽に行きましょう。スキー学校じゃないん だから、他の人がこけたら、大いに笑いましょう」と、言ってい る。 あかん、一緒に行ったら笑われる(^_^;)と、先行したが、登り 返しのコブ斜面で飛ばされた。後ろで、笑ってるんだろうなぁ 〜(^^ゞ ゆっくりと下って、ジャンダルムの3つの岩もカメラに収めて ビックバーンに出て来た。昨日より、一段とコブが深い。ふっ と見ると、雪崩迂回路の看板がある。一つ目は気が付かな かったが、二つ目三つ目と迂回路を辿って、無事ビックバー ンを通過した事にしとこう(^。^) 左の気持ちの良い斜面を二つ下って、リフトでロープウェイに 戻った。やっぱり、1時間かかった(^。^) [帰路] 宿の露天風呂で汗を流して、東海北陸道は混むので、富山 に出る。 剣、立山がどっしりと座っている。最高のドライブやなぁ〜 (^^)v 北陸道を飛ばして、名神八日市から来た道を戻って、セルフ の給油所で田舎者の四人がああでもないこうでもないとわい わい言いながら給油をして、道を間違えてしまうハプニングも あったが(^^ゞ7時間で王寺着。 大・大・大満足ぅ〜〜〜(^O^)/ [後記] スキー場はもういいやって言ってたんだけど、ここは良いわ。 こんなゲレンデなら、すんなりと山に入っていける。 山にスキーで入りたいから、ゲレンデで練習するんだろうけ ど、何か違和感があって足が遠のいてたんだけど、こんな所 もあったんですねぇ〜 Obaさん、良い所教えていただいて、有難うございました m(__)mなんか、まだまだ面白い所知ってそうだなぁ〜(^。^)今 後とも、宜しくお願いしますm(__)m BAKUちゃん、誘ってくれて感謝してます。帰りの運転も、ほと んどしてくれたし、ま、一番若いんだからと言うことで(^_-)-☆ 堪忍 Taqさん、晩御飯ご馳走様でしたm(__)mまた、奥さんが同窓 会の時に呼んで下さい(^。^) 皆さ〜ん、今シーズンでおしまいですよぉ〜、絶対行っといて 損のないスキー場ですわ。民宿まほろばも。 久っさしぶりに、報告書く気になったのでも、分かるで しょ(^_-)-☆ 奈良・王寺 03/01/14(火) 小山伏 |