2007/06/30 天野の里に世界遺産を訪ねて |
和歌山県北部には弘法大師ゆかりの史跡等がいくつかあり、近年高野山繋がりで世界遺産に指定されたところも数多くあります。今日は近くのかつらぎ町にある世界遺産、丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)を訪ねての山里サイクリングに行ってきました。 6/30 ■メンバー oba(単独) ■コース 井坂橋〜黒川峠〜鞆渕八幡神社〜上志賀分岐〜天野〜丹生都比売神社〜紀ノ川左岸〜新龍門橋 〜紀ノ川右岸〜井坂橋 ■天候:曇り時々晴 ■行動時間 08:25 自宅発 10:15 鞆渕八幡神社 11:05 上志賀分岐 11:30〜12:20 丹生都比売神社 13:25 新龍門橋 14:55 自宅着 走行ルート図 本日の走行距離 : 74.2 km 井坂橋を渡り県道かつらぎ桃山線に入る。この道は先週も走ったが車も少なく快適に自転車で走ることができる。ダラダラと緩い登りが続き、やがて黒川峠の急坂にさしかかりペースが大幅ダウン。途中休憩を入れながら何とか黒川峠を登り切る。先週の逆コースからの黒川峠はたいした登りもなく楽勝だったが、今日の黒川峠の登りはさすがにキツかった。 鞆渕に入ると急な坂もなく快適な山里の道が続く。中鞆渕の国指定重要文化財の鞆渕八幡神社に寄って参拝。深い森に囲まれた静かな雰囲気の中でしばし休憩。
かつらぎ町に入りしばらく国道480を走り志賀高野山トンネルの手前、上志賀の分岐で左折。ここからは道も狭くなるがほとんど車が通ることもない快適なサイクリングロードだ。天野までずっと緩い登りが続くが日陰も多くて涼しく実に快適に走ることができる。 山間の道を走ると突然視界が開け天野盆地の田園風景が目に入ってくる。まるで山間の隠れ里といった趣の集落だ。天野小学校で右折すればすぐに高野山ゆかりの世界遺産、丹生都比売神社に到着。紀北の一大観光地高野山からはちょっと離れてあるせいか訪れる観光客も少なく、駐車場に止まっている車も3、4台程でさびしいくらい。とりあえず神社に参拝、帰路の安全を祈る。涼しい木立に囲まれた神社境内は静かで厳かな雰囲気に包まれ心が安らぐ。 近くの売店で冷たい飲み物を買い、神社境内の隅にあったベンチで昼食休憩。売店では缶ビールも売っていたが、ちょっと神社境内で飲むのはいかがなものか、と思われたので今日は我慢。休憩後天野小学校に戻る途中に西行ゆかりの西行堂があるので寄ってみる。西行の妻と娘が住んでいたということで、妻娘の墓も近くにある。
帰路は天野トンネルを過ぎれば一気の下り坂。星山橋で西高野街道に合流しあっという間に紀の川左岸の道へ降りる。天野の里は標高400mを越えていて実に涼しかったが、紀の川の近くまで降りてきたら暑くてたまらない。 しばらく紀の川左岸を走るが、紀の川右岸の道はどんなものか?と思って新龍門橋で対岸に渡り紀の川右岸の堤防道に入ったのが間違い。この道は途中で何度も行き止まりになっていて、仕方なく少し戻って北上、一旦国道24に出てまた堤防道に戻る、ということを何度も繰り返し、これで疲れてしまった。 紀の川沿いの道を走っているときに龍門山の方を見れば、龍門山西の空にはパラグライダーがいくつも気持ちよさそうに飛んでいるのが見えた。このあたりはスカイスポーツのメッカとしてよく知られているところである。 蒸し暑さと紀の川右岸の行ったり来たりでかなりお疲れモードでやっと井坂橋まで帰ってきた。今日は今までで最長走行距離を記録。今日のようなコースだとロードバイクで走った方が快適だろうが、まあ山のトレーニングで始めたのだからしばらくはMTBにこだわってみるか。
小生人の多いところが嫌いで、いわゆる観光地を巡るということはほとんどしたことがないのですが、車ではなかなか行く気にならない所でも自転車だと行ってみようかという気になるものですね。今日の丹生都比売神社も、近くにあるのは聞いていましたが今まで行ったことがなくて、自転車に乗ることを始めなければ行くこともなかったでしょうねえ。 それにしても、今日走ったコースの、本当に和歌山の田舎という雰囲気の山里風景は実に心が落ち着くものでした。秋とかの季候のいい頃だったらもっといいでしょうね。次はその頃にまた訪れてみたいものです。 END |