私のトレーニングコース 和泉葛城山周回コース


和泉葛城山(858m)の和歌山県側から登るルートはいくつかありますが、どのコースもあまり整備されていなくてヤブに覆われたり、踏み跡も不明瞭なところが多く、登る人も極めて稀ですが、その分静かな山が楽しめます。その中に、その登りの急なことでは特筆物のコースがあって、私のトレーニングコースとして、秋から冬にかけて毎年何度も歩いています。今日、そのコースを、昨年の初冬から10ヶ月ぶりに歩いてきました。何しろ、私の家から車で30分ぐらいで行けて、思い立ったらすぐ行ける気軽さがいいですね。

■2000/10/14

□落合→西谷川林道→コースケ谷出合(三俣)→和泉葛城山
   →ハイランドパーク粉河のログハウス→地獄谷出合→鎌垣林道→落合
□参加者    大場(単独)

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落合で道が分かれる
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林道から見上げると、
頂上近くの無線塔
が見える
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薄暗い杉林の中を
登る
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頂上近くになると
明るい樹林帯の中
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頂上の茶店
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和泉葛城山頂上
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龍門山が見える。
遙か向こうには
大峰の山々も望める
 

10/14
朝からいい天気なので、いつも今時分の季節になると歩きに行く、和泉葛城山のトレーニングコースに行くことにする。車で粉河・西川原へ向かい、賀茂神社前を通り、道路終点の分岐を右に入り林道に入る。しばらく行ったところにある林道脇の空き地に車を止めて、9時10分頃林道を歩き出す。

10分ほどで落合に着く。ここで道が分岐するが、右の西谷川林道に入る。帰りは左の鎌垣林道を通ってここに戻ってくるはず。林道を緩やかに登り、途中で上を見上げると、葛城山頂上近くにあるNTT無線塔が遙か上に見える。

10時少し過ぎに、日不見谷、コースケ谷、西谷川本谷の三つの谷が出合う三俣に到着。本谷の小堰堤の上流で本谷を徒抄し、ブッシュをかき分けてコースケ谷の堰堤の下で対岸にある山道に取り付く。ここから頂上まで、高度差470mを一気に登る急登が始まる。

最初は薄暗い杉林の中の急登。胸を突く急登の連続でゆっくり休憩する場所もなく、両手もつかって、ブッシュをつかみ、木の根をつかんでの登りの連続である。高度700mを越えるあたりでようやく傾斜が緩くなり、あたりも明るくなって頂上が近いことがわかりホッとする。クマザサの茂みをかき分けて行くと、あたりが急に開けて頂上キャンプ場の裏に11時15分頃に飛び出した。

キャンプ場ではいくつものオートキャンプテントが張られていた。そこにいた人たちが、クマザサの茂みから急に人が出てきたのでびっくりしていた。頂上付近は、大阪側からの登山者で賑わっていた。頂上茶店の髭仙人のオッサンのいつものダミ声も元気そうだった。

展望台に上がると、この前行った龍門山が見えている。そして遙か向こうには大峰の山々を望むことができた。行者還岳から弥山、八経ヶ岳、釈迦ヶ岳へと至る稜線をはっきりと確認することができた。

ここから、紀泉高原スカイラインの車道を粉河ハイランドパーク方面に向かって、テクテクと歩き、ちょうど12時頃に途中のログハウスがあるところに着いた。ここで、南のターゲットバードゴルフ場に入り、しばらく下るとヘリポートがあるので、ここで大休止。しかしこんな所に変なゴルフ場なんか作ったって、ゴルフやってるのなんか見たこと無いし、実にばかばかしいものとしか思えない。

腹ごしらえしたあと、コーヒーを沸かしたりしながらのんびりと過ごす。13時頃から下山することにする。ヘリポートから、ヤブをかき分けて南に適当に下っていくとすぐに明瞭な踏み跡があり、後はこの道を林道まで下るだけだ、しかし、この道はほとんど人が歩いていないみたいで、所々、ブッシュに覆われたり、蜘蛛の巣がビッシリと行く手を塞いでいたりで、下るのにも結構苦労した。

14時頃に、鎌垣林道の地獄谷に架かる橋のたもとに下り立った。ここから林道をテクテクと歩いて落合に戻り、行きと同じ道を戻って14時20分頃に車のところに戻った。

このコースは、大阪側の登山道の喧噪に比べて全く人に会うことも無く、登りも結構キツくて、冬のスキーシーズンが始まるまでのトレーニングには絶好のコースなので、また今年も何度も登りに行くことになると思う。しかし、今日も、登りも下りも全く人に会わなかった。


END