今季のGW山行は猿倉から白馬周回コースの予定でしたが、5/4が悪天候の予報のため、栂池から入山、蓮華温泉2泊のコースに変更、残雪期の定番、白馬乗鞍岳北尾根(天狗の庭尾根)、雪倉岳東面を滑ってきました。
山 域 |
白馬乗鞍岳(2436.7m)、雪倉岳(2610.9m) |
場 所 |
長野県北部、新潟県南西部 |
日 時 |
2004年5月2日(日)〜5月4日(火) |
コース |
5/2 栂ノ森→天狗原→白馬乗鞍岳→天狗の庭尾根→蓮華温泉(泊)
5/3 蓮華温泉→滝ノ沢→雪倉岳→雪倉岳東面→滝ノ沢→蓮華温泉(泊)
5/4 蓮華温泉→振り子沢登り返し→天狗原→栂ノ森 |
メンバー |
Taqさん、Tさん、oba (3名) |
天 気 |
5/2 快晴 5/3 晴後曇り時々小雨 5/4 雨 |
(写真の一部は、Taqさん提供のものを使用させていただきました。) (サムネイル画像をクリックすると拡大画像が表示されます。)
5/2
■行動時間
09:15 栂池自然園 10:20 天狗原 12:00 白馬乗鞍岳頂上
13:25 白馬大池
14:55 蓮華温泉
天狗原手前から見る白馬大雪渓、
杓子岳、白馬鑓ヶ岳 |
白馬大池からは雪倉岳が目の前に |
白馬大池の大雪原 |
蓮華温泉を目指してカッ飛ばす
(Taqさん) |
天狗の庭尾根大滑降(oba) |
朝から終日ピーカン。栂池から栂ノ森までのゴンドラに乗り、更に上まで(栂池自然園まで)ロープウェイにも乗れてラクチンラクチン。ここは人気のツアーコスの起点なので登山者、山スキーヤーが多い。
天狗原を経て白馬乗鞍岳まで登る。頂上付近は一面ハイマツ帯で雪が全く無い。スキーを担いで夏道通しで白馬大池へ。スキーを履いて白馬大池の横を通り右手へトラバース、北尾根に出ていよいよ滑降開始。下に蓮華温泉の建物を見ながらのダイナミックな滑降は最高!
蓮華温泉は意外に空いていて、2泊とも3人で8畳間を貸切で超快適!
5/3
■行動時間
05:50 蓮華温泉 06:40 滝ノ沢スノーブリッジ 11:00
雪倉岳頂上
13:30 滝ノ沢スノーブリッジ 14:30 蓮華温泉
雪倉岳の大斜面の苦しい登高 |
雪倉岳登頂 |
蓮華温泉を早朝出発。トラバースルートを雪倉岳取り付点、滝ノ沢スノーブリッジへ。スノーブリッジはかろうじてなんとか渡れる状態。1週間後にはもう落ちるか?弁当にしてもらった朝食を食べいよいよ滝ノ沢登高開始。
滝ノ沢から雪倉の滝の横を通り、ルートが右手の広い急斜面と左手の狭い谷ルートに別れる所は、左手の狭い谷ルートを選択。ここだけはスキーを担ぐ。このあたりからTさんが不調で遅れだしたので、Taqさんと2名で先へ進む。
大斜面に出て再びシール登高に切替え、ひたすら我慢のジグザグ登高。Taqさんは途中からスキーを担ぎツボ足登高に切り替えたが、obaはしつこくシール登高を続け、雪倉岳登頂。
雪倉頂上から見る、白馬岳、旭岳、
柳又谷源頭のカール |
雪倉岳の大斜面をカッ飛ばす
(Taqさん) |
雪倉岳北面滑降の予定だったが、空模様が怪しく、今にも雨が降り出しそうな雲が急に出てきたのでやむなく東面滑降に変更。兼用靴とスキーを滑降モードに切替え、雪倉岳東面滑降開始。
苦労して登った斜面をあっという間に滑り降りる。上部は快適なコーンスノー、下部は腐りザラメの斜面をカッ飛ばし、取り付点のスノーブリッジに戻り、トラバースルートで蓮華温泉に戻る。
Tさんは、2人と別れた後マイペースで登り続け13時頃雪倉岳登頂、15時40分に蓮華温泉に戻る。とりあえず全員登頂でめでたしめでたし!
5/4
■行動時間
07:00 蓮華温泉 10:00 天狗原 10:30 栂ノ森
土砂降りの雨の中を天狗原に到着 |
予報通り朝から雨。時折激しく降り横殴り状態。仕方なく振り子沢を天狗原まで登り返し栂池に下山することにする。
雨は全く止み間が無く、何もかもびしょ濡れ、ボトボト、グショグショ。我慢のシール登高約3時間で天狗原に到着。
天狗原からゲレンデと化しているコブだらけの斜面をカッ飛ばして栂ノ森に戻り、ゴンドラで下山。ずぶ濡れの濡れ鼠状態で今回の山行も無事終了。Taqさん、Tさん、お疲れ様でした。
蓮華温泉をベースにしての雪倉岳は山スキーのクラッシックルートと言われるだけのことはあります。私はここはもう何回行ったか忘れるくらい何度も行っていますが、何度行っても素晴らしい!久しぶりに泊まった蓮華温泉もGWにしては意外と空いていて実に快適でした。
END
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