石徹白から馬狩へ、白山南北大縦走 |
白山の南縦走路(石徹白〜白山)、北縦走路(白川村馬狩〜白山)という、白山を巡る縦走路の中でもおそらく最長の二本を繋いで歩き通す、というのをいつかやってみたいものだと長年思っていたのですが、休日の都合、交通の便などを考えると実行はなかなか難しいものです。今年のお盆休みはかなりまとまった休みが取れそうだったので、下山地への車のデポがうまくできれば実行できそうだと、福井のYAMADAさん、金沢のTAKAGIさんに計画を持ちかけたところ、快く同行を同意していただき、山スキーシーズン終了後多忙モードに入ってしまいほとんど山へ行っていなかったので、はたして全部歩き通せるだろうかといささか不安ではありましたが、ついに、3人の年齢合計172歳というロートル3人組による白山南北大縦走を実行に移すことができました。ほんまにクソ暑いこの時期になんと物好きな!
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8/13 石徹白から南龍ヶ馬場へ |
■行動時間 05:45 石徹白登山口 07:25 神鳩避難小屋 08:34 銚子ヶ峰 11:15〜12:00 三ノ峰避難小屋 13:54 別山 15:50 油坂ノ頭 16:40 南龍ヶ馬場
前夜TAKAGIさんの車を下山地の馬狩にデポしてもらい、石徹白中居神社に3人が集合、翌朝早くに登山口に移動。気合いを入れていざ出発。今回の全行程ではやはり本日が最大の正念場だ。予想行動時間10時間以上は確実。 空は雲が多くガスで展望はもうひとつだが、とりあえずは快調なペースで銚子ヶ峰、一ノ峰、二ノ峰を経て三ノ峰避難小屋で大休止。やっとここで本日の行程のほぼ中間点。 ここらあたりから、縦走路周りのあちこちで高山植物の大群落が見られる。お花畑に慰められながら歩を進めると、別山平からは迫力の別山がガスの切れ目から見える。喘ぎ喘ぎの苦しい登りで本日の最高標高点別山頂上。 小休止の後、痩せ尾根の小ピークをいくつか越え、ガレた岐阜県側に目をやればビッシリと雪が付いた雪渓が白い蛇のようにウネウネと続いている。
嫌になる程のアップダウンを重ねても最後のピーク油坂ノ頭はまだ遠くに見える。疲れた体に鞭打ち、テント場での冷えたビールを楽しみに根性の登りで油坂ノ頭を越え、急坂を駆け下りたところの赤谷の水場では浴びるほど水を飲む。 緩やかにひと登りして湿原の木道を歩き、やっとのことで本日の泊まり場南龍ヶ馬場に到着。本日の行動時間は約11時間であった。 テントを設営後、南竜山荘で買った冷えたビールで乾杯。南龍ヶ馬場のキャンプサイトは色とりどりのテントで大賑わい。 【8/14 白山を越えてゴマ平へ】 に続く |