8/14 白山を越えてゴマ平へ |
■行動時間 07:25 南龍ヶ馬場 09:15 室堂 11:05 ヒルバオ雪渓末端 12:20 北弥陀ヶ原 14:50 三俣峠 15:40 ゴマ平 (写真の一部は、YAMADAさん提供のものを使用させていただきました。)
今日の行程は昨日に比べれば楽勝コースなのでちょっとゆっくり目の出発。朝のアルプス展望歩道はあいにくのガスで展望はサッパリ。 室堂周辺は今を盛りの花、花、花。今年は残雪が豊富で梅雨明けが遅かったせいで、例年よりも2週間ほど遅いちょうど今頃が花の一番の見頃になったようで、いたる所で咲き乱れる花の数々につい見入ってしまう。 室堂でビール等を買い込みちょっと長目の休憩の後、少々ズルして御前峰頂上は割愛、近道で大汝峰の裾を巻きいよいよ北縦走路へ足を踏み入れる。 残雪豊富なヒルバオ雪渓の末端を越えてお花松原に至れば、まさに百花繚乱。花図鑑と見比べては、あれはこの花、これは何の花、と花の識別に忙しいほど。滅多に見られない高山植物の大群落に囲まれての贅沢な大休止にいや満足満足。
高層湿原が広がる北弥陀ヶ原にさしかかったところで、先頭を歩いていたYAMADAさんがバランスを崩して転倒、足を捻挫してしまうというアクシデント発生。これ以降YAMADAさんは杖を頼りの苦難の歩行。油断大敵、どんなところでも注意を怠るべからず、という当たり前のことをお互い改めて肝に銘じる。 間名古ノ頭手前のうぐいす平では、今まで見たこと無いようなニッコウキスゲの大群落に思わず歓声が上がり、右手には荒々しい山肌の奥三方岳、まさにこれぞ夏の白山大縦走。 三俣峠を過ぎると樹林帯に入り、野生猿の群れに威嚇されながら小ピークを越えて急坂を下れば今夜の宿のゴマ平避難小屋に到着。やれやれと早速ビールを水場で冷やし、小屋の2階の一角に陣取る。聞けば同宿者の中には、我々が明日行く予定の馬狩から登ってきた人が居たようで、お互いにこの暑い時期に物好きですなあ〜、と思わず大笑いしてしまった。
【8/15 ゴマ平から白川村馬狩へ】 に続く |