悪雪に七転八倒、日照岳

年末以来の久しぶりの山スキーにネット友達のよっしぃーさんが同行することになり、さてどこへ行こうかと迷ってとりあえず御前岳前衛にでも、ということにしていましたが、山は先週の大雨以来雪はほとんど降っていないようで、パウダーの期待できない御前岳は却下。そこで行き先は、雪は悪くてもピークハントと滑りもそこそこ楽しめそうな日照岳に、私以外のメンバーは全員行ったことがないということで、年末から連続になりますが行くことになりました。
山 名 日照岳(1751.3m)
場 所 岐阜県北部(白山東方 白川村)
日 時 2006年1月22日(日)
コース 御母衣湖畔R156取付点→1160mP→1534mJP→日照岳頂上
下山は往路を戻る
メンバー いるかさん、よっしぃーさん、BAKUさん、oba(4名)
天 気 晴後雪

(写真の一部は、いるかさん提供のものを使用させていただきました。)

1/22

■行動時間
07:30 R156駐車場所    09:00 1160mP    10:45 1534mJP    12:00 頂上   14:30 R156駐車場所 

空は予想に反して青空が広がるが、朝一番の取り付きからガリガリ雪でもうひとつ気分が乗らない。しかし1160mPへ登り着いたら一気に視界が開けて気持ちがいい。今日は雪は全く期待できないので景色を楽しむことにするか、と気分を変えることにする。

思えば、日照岳は今まで何度も訪れているがいつも悪天候ばかりで、その分雪はいつもパウダーだった。今日は今のところ初めての晴れの日照岳。これで雪もよかったら罰が当たる。

日に照らされてキラキラと光る、素晴らしいブナの疎林

1534mJPから眼下に御母衣湖、
遙か向こうには北アルプスの山々も

1534mJPまでのブナの疎林の急登。パウダーだったら滑りの最大のハイライトであるが、ガリガリ雪に吹き溜まりのボコボコ雪が交互に現れるという、下りのことを考えると鬱陶しくなるような悪雪の連続。それでも日に照らされてキラキラ光るブナの林の景観はやっぱり素晴らしい!

1534mJPから上はほとんどアイスバーンとなりクトーを付けて登る。頂上まであと少しというところで先行のボーダー3人組が滑り降りてきた。ボードだったらこんな雪でも楽しめるのかな?

頂上に着いた頃には少し雲が出てきて天候悪化の兆し。白山は雲に隠れて見えなかったが、初めて晴れた日照岳の頂上から見る景観は最高にワンダフル!

頂上までもう少し、アイスバーンの稜線を登る

頂上から見る三方崩山


頂上直下の斜面を滑る(いるかさん)
さて、休憩のあとは鬱陶しい下り。1534mJPまでは雪も固くまだマシだった。1534mJPから下の急下降は、ガリガリアイスバーン&ほとんどモナカに変質している吹き溜まり雪の入り混じりで、全くスキーにならず。メンバー全員七転八倒でただ下降するだけ。そのうち天候は急速に悪化、雪が降り出す。

それでもなんとか無事怪我もなく国道まで下降。今日は雪は最悪だったが、素晴らしい景観を楽しめただけでもヨシとすることにしよう。そういつもいつもいい目に遭えるとは限らない、まあこんな時もあるさ。また来シーズンにはウハウハパウダーを味わいに来るからね、その時は宜しく頼むよ、日照岳君!


END