2002/09/29  十津川支流K川本流

関西のほとんどの河川では9月末で禁漁となり、今年の山釣りシーズンもおしまいとなる。今年の夏はあまり山釣りには行かないで沢登りにけっこう熱を入れていたが、やはりシーズン最後にはテンカラ竿を振りたくなり、山スキー、山釣りの長年の相棒を誘って通い慣れたK川本流に行って来た。
9/29
■メンバー  TM 、 oba (2名)


朝釣れた17cmは写真を撮ってリリース

ミニゴルジュの中を狙う
天気予報では雨模様の予報であったがとりあえず前夜から出かけて、K川沿いの林道に入り川への下降点で朝まで車中泊。シーズン最後の日曜日とあってやはり釣り人は多いようで、明け方から林道を往来する車が何台もあった。雨は降りそうで降らず、朝になっても雨は降っていなかった。

早朝から川に降りてS谷出合から上流のH谷出合まで釣り上がった。水量は若干多めか?水はほとんど濁っていなく澄んでいた。魚の出は非常に悪く、いつも魚影が見られる所でも魚影が全く無かった。シーズン終わりで釣り人が多く入っているので魚の警戒心もかなり高まっているようだ。朝方17cmを1尾釣ったが写真だけ撮ってリリース。その後パッタリ魚が出なくなり、流れの中を歩いていても魚影が走るのもサッパリ見えず、無意味に竿を振るだけで本当に疲れた。

空模様は、時折パラパラと小雨が降ったりしたが、ほとんど気にならない程度の雨で装備もほとんど濡れることはなかった。魚影はサッパリ見られないしあまりに釣れないので、休憩して途中の枝沢のおいしい水でお湯を沸かしてコーヒーを飲み、初秋の山の景色をゆっくりと楽しんだりした。


木々の色には秋の気配が

毛鉤をくわえた24cmアマゴ
毛鉤を打ち込みながらH谷出合付近までやってきて、今日はもうダメやとほとんど諦めていたところ、H谷出合手前の対岸岩壁下でボコッと水面が盛り上がるように魚が出たので、反射的に手首を返したところかなりの引き。慎重に引き寄せると24cmの良形アマゴであった。遡行終了点間際の思わぬ魚に顔もほころぶ。9回ツーアウトからの逆点打とでもいうところか。この後、H谷に入り堰堤を越えて急斜面を喘ぎながら直登で林道に這い上がり車の所に戻る。

結局本日のキープサイズはobaの24cm1尾のみ、同行のTM氏はキープ無しであった。釣果はサッパリであったが、お天気もそれほど大崩れせず何とか持って、1日流れの中を歩き、進みゆく山の秋を感じ取れたことに満足。これで今年の山釣りシーズンを終えることができたことを山の神様に感謝、竿を納めた。

この後、久しぶりの大月食堂でしめじうどんの定食をいただき帰途に着いた。

END




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