2002/07/27〜28  十津川支流A川源流S谷

久しぶりの谷中1泊での源流釣行がしたくなり、長年の山スキーの相棒TM氏を誘って十津川支流A川の源流部S谷に行ってきた。

メンバー
oba 、 TM (2名)


素晴しいS谷の渓相
7/27
朝から小雨模様の中、S谷林道入口から30分ほど歩いた所で入渓。テン場を求めて谷通しに進み二俣の堰堤で右手を高巻いて堰堤を越えようとしたが、これが大失敗。下降点をさがしたがどこで降りても人工湖に立ち往生するものと思われたので、そのまま横へ横へとヤブこぎしながら進んで、結局上の林道からH谷への下降路に出てしまった。この先いいテン場がなさそうなので、結局入渓地点まで林道を戻りそこの河原を今夜のテン場とすることに決定。

テン場で荷物を下ろして一服しようとしたら、TM氏の首筋からボトッと何かが落ちたのでよく見ると、血を吸ってマルマルと太ったヒルだった。こりゃ、先ほどの小雨の中のヤブこぎでヒルが付いたものだと思われたので、着ているものを全部脱いでヒルチェック。何匹かのヒルを発見し、石でつぶしたり火あぶりの刑に処す。


左俣N谷を釣る
ベース設営後、左俣の林道をしばらく歩いて左俣N谷へ適当に見当を付けて枝沢から下降、N谷を釣上がった。竿を出したらいきなりobaの毛鉤にかなりの手応えの魚が来たが、針掛りが浅かったのか痛恨のバラシ。このあとobaは憑きに見放されて、掛るのは15cm程度の小物ばかりでキープサイズ無し。なんとかTM氏が晩のビールのアテ用に20cm級を2尾確保。適当なところで納竿。林道まで這い上がりテン場に戻る。

テン場に戻って靴を脱いだりスパッツを外したりしたらまたもや何匹かのヒルのお出まし。着ているものを全部脱いでのヒルチェックのあと、焚火の準備をして晩飯の支度。腹も膨れて夜もだんだんと更けてきて、2尾だけの魚も焼け頃になり、ビールで喉を潤しグダグダとたわいもない与太話で時間も過ぎるうちに眠くなってきたのでシュラフカバーにもぐり込み就寝。


焚火を囲み夜も更けて・・・・
夜中に首筋に妙な感触を感じたので手で触ってみるとまたもやヒルが付いていた。ほんとうに油断も隙もない奴らだ。ヒルは見つけ次第火あぶりの刑に処したが、とにかくしつこい奴らだ。


7/28
朝食の後荷物をまとめてベース撤収。荷物を林道脇の草むらにデポして軽装で出発。右俣のH谷沿いの林道を歩いて二俣の少し上流の下降路よりH谷に入渓、ここより釣上がる。昨日のN谷よりはかなり広い谷であるが魚影は若干薄めか?

相変らず憑きに見放されたobaの毛鉤にはサッパリ魚が出ず、掛けても15cm程度の小物ばかり。一方TM氏は18cm〜20cm級を頻繁にヒット。一体全体昨日今日はどうなっているんだ。こんなことは初めてだわい。

適当に魚と遊び、H谷の綺麗な渓の風景を楽しみながらもお昼過ぎには納竿。結局本日もobaはキープサイズ無し。TM氏は20cm級を2尾キープという結果に終る。


右俣H谷を釣る-1

右俣H谷を釣る-2
久しぶりに谷中で1泊しての源流釣行であったが、釣果はサッパリであった。しかし、やはりS谷の渓相は素晴しい。魚影もそこそこあり、ヒル騒動のドタバタもありで、結構楽しめた今回の釣行であった。

END




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