2002/07/13 十津川支流A谷 |
このところ週末になると悪天候の予報なので釣りに行くのも億劫になっていたが、久しぶりに渓に入りたくなったので、あまり天気予報はよくなかったがとにかく出かけることにした。行先は、今まで何回か入ってそこそこ魚影もある、十津川本流に直接入っているA谷にした。 7/13 ■メンバー oba(単独) いつもどおり前夜発で車でA谷の入口に到着。ここまで来る途中でも時々稲光がしていたが、着いた途端に雷が近くなってきて、寝ようと思って準備していたら土砂降りの雨が降ってきた。すごい降りようでこりゃ明日はダメかもと思いながら朝まで仮眠。朝4時半に一旦起きたが、外は相変らずの土砂降り。こりゃダメだ、ともう少し眠る。すっかり明るくなったので、谷の流れを見ると濁流がゴーゴー。こりゃ今日はダメやな〜、しょうがないから車の中で適当な時間まで寝てから帰るか、と思いながら8時過ぎまでふて寝。
小雨の降る中を薄暗い杉林の中、杣道をトボトボと歩き、途中谷に降りる踏み跡をたどり谷に降立った。このあたりは、普段は岩盤の上に綺麗なナメが流れとても雰囲気のいい所であるが、今日は今まで見たことのない程の量の水がゴーゴーと音を立てて流れている。ちょっと徒渉するのにも腰まで水に浸かり、水圧が強くてバランスを崩せばたちまち流されそうだ。ここから次のゴルジュまでは、普通の水量ならば簡単に行ける所であるが、今日はかなり苦労しそう。
竿をたたんで入渓地点まで戻り、岩に腰掛けて行動食を食べる。ズボンのベルトを締直そうとゴソゴソやっていたら指先にヌメヌメとした気色悪い感触。見るとやっぱりヒルが一匹指先に吸付いていた。今の時期このあたりの渓の薮の中はヒルがいっぱいだ。ヒルが鬱陶しいのでなるべく谷通しに戻ることにする。下降なので少々流されてもかまわん、とばかり水の中をジャブジャブと進む。この谷最初のゴルジュは右岸側を巻き、巨岩を乗越えて下降。
やはり今日のような水量の時は単独では危険すぎる。今日の天気では河原でのんびり昼寝もできないし、まだ時間も早いが今日のところは仕方がない、まだこの先何度でも来る機会もあるさ、とさっさと諦めモードに切替えて帰途についた。 END |