山ノ神ノ頭、馬ノ鞍峰周回
ひょんなことから平日が休みとなり、せっかくいいお天気になりそうだったので、紅葉を見がてら台高稜線を歩きに行ってきました。誰にも会わず(当たり前か?)静かな台高最深部の稜線歩きを満喫しました。

山 名 (台高)山ノ神ノ頭(1099.1m)、馬ノ鞍峰(1177.8m)
場 所 奈良県南部
日 時 2006年10月31日(火)
コース 三之公川林道終点〜山ノ神ノ頭〜馬ノ鞍峰〜カクシ平〜三之公川林道終点
メンバー oba(単独)
天 気 快晴

10/31

■行動時間
06:45 林道終点    09:08〜09:27 山ノ神ノ頭    12:20〜12:50 馬ノ鞍峰    13:38 カクシ平    14:30 林道終点


N字の形に曲がったヒメシャラ

落ち着いた雰囲気の山ノ神ノ頭


山ノ神ノ頭の周りも紅葉が進んでいる
三之公林道終点の対岸にある東屋裏手の急斜面に付けられたつづら折れ道を登り904mPを過ぎると、ブナやヒメシャラ、ミズナラ等の大木が茂りちょっと複雑な地形の平坦地に出る。ここでは色々な人のレポで知られたN字の形に曲がったヒメシャラに出会えた。

そこからひと登りで山ノ神ノ頭に到着。木々が邪魔して展望はもうひとつだが周りの木々の紅葉が進み落ち着いた雰囲気がとてもいい。

ここからの台高稜線はまさに紅葉真っ盛り。素晴らしい景色を見ながらの静寂に包まれた空間に感動!

しかしこの時期の稜線歩きは結構気を使う。台高稜線の中でもこのあたりはただでさえ踏み跡が薄いのだが、それが落ち葉で隠されていてほとんどわからなくなっているので、常にコンパス、高度計で現在地の確認をしていないと、支尾根に迷い込んだりしてしまう。今回も2回支尾根に迷い込みそうになってすぐ気がつき登り返したりした。

いくつかのアップダウンを繰り返し馬ノ鞍峰に到着。ここはいつ来てもひっそりと寂しげな雰囲気でそれがまたいい。ここでお湯を沸かしてのんびり休憩。木々の間から北股川対岸の赤ー山から西へ派生する山々の稜線がきれいに望める。その左端には白髭岳の顕著な山容も確認できた。

馬ノ鞍峰から西へ伸びる尾根を下り、目印に従い南西方向へ下ると明神谷源流部左俣の流れに出会う。ここらあたりからカクシ平までは結構ルートが不明瞭だったが、どうやらつい最近目印が付け換えられたようで、迷いようがないほどになっていた。

カクシ平からは遊歩道を駆け下りかなり早めの時間に登山口に到着。今日はこれ以上ない贅沢な景色と時間、空間を味わえたことに満足して帰途についた。

紅葉真っ盛りの台高稜線を歩く
静寂に包まれた空間に感動


ひっそりとした馬ノ鞍峰頂上
北股川対岸の山々の稜線を望む


END