ちょっぴりパウダー御前岳前衛 |
毎度おなじみこの時期のパウダーの定番コース御前岳前衛です。著しい少雪の今シーズン、まだ満足なパウダーを味わっていないのでいささか欲求不満が募っているのですが、よっCさん、大ソロことMATUさんという2名の強者の参加を得て、寒波襲来の直後という絶好機を狙って行って来ました。
(写真の一部は、MATUさん提供のものを使用させていただきました。) 2/4 朝の白弓スキー場は湿った新雪がかなり積もっていた。福井からの2名が集合に遅れているので5名で出発。強風吹き荒れるゲレンデ斜面を登りスキー場トップから樹林の急斜面に取り付く。よっCさん、MATUさんがラッセルで大活躍。ロートル組は後ろからトボトボとついて行くのみ。かなりのハイペースで、いつもの沢状斜面の右手支尾根に上がり尾根上1400m付近に登り付く。 尾根上は強風吹き荒れ寒い寒い。風を避けての小休止の後は疎林の尾根を緩やかに登る。徐々に天候は回復し青空が広がってきた。雲に隠れていた三方崩山の山頂付近もはっきりと見えるようになり、やがてその後方に純白の白山の勇姿が見えると思わず歓声が上がる。
遅れていた福井組2名が追いついてきて、風も収まり空は快晴、後はのんびり尾根歩き。新雪の衣をまとった木々がほんとうに綺麗だ。標高1700mを越えるあたりから周りの樹相が変わり、雪をまとった針葉樹の森が素晴らしい。針葉樹に囲まれた1735mPの平坦地で登高中止、雪のテーブルを作ってのランチタイム。 のんびり大休止の後は往路を少し戻り恒例の野々俣谷パウダー斜面へ。しかしやはり雪が少ない。野々俣谷源頭の斜面は雪はフカフカパウダーで素晴らしいのだが、小さなヤブが多くヤブを避けながらの滑りはもうひとつ面白味に欠ける、ということで標高差100m程滑って滑降中止、尾根上まで登り返す。 この後ちょっとドタバタして約2時間の下山遅れ。尾根上1350m地点から沢状斜面に飛び込みゲレンデトップまでの急斜面の重めのパウダーを楽しみゲレンデトップに出て、ゲレンデのカチカチバーンをかっ飛ばして本日のちょっぴりパウダー御前岳前衛は無事終了となった。
この時期のパウダーの定番御前岳前衛ですが、やはり雪は少なめで野々俣谷源頭もまだヤブが完全に埋まっていません。あと1mは欲しいところです。尾根からゲレンデまでの沢状急斜面は、重めの雪ながらもそれほど雪質も悪化しておらず、ヤブも少なく楽しめました。とりあえずはちょっぴりパウダーを味わうことができて満足です。 END |