くるみ谷から野谷荘司山南1780mP

このところ風邪で体調を崩したり、たまにカミさんと花見に行ったりで2週続けて山へ行っていなかったら禁断症状が出てきたので、3週間ぶりの山スキーです。関西から近場の山は雪融けも進み賞味期限もあとわずか。大雨の後でコンディションはかなり??なのですが、YAMADAさんチームに混ぜてもらって白山北方の妙法山、野谷荘司山周辺へ行ってみました。
場 所 野谷荘司山南1780mP(1780m)(岐阜県北部 白川村)
日 時 2008年4月12日(土)
コース 荒谷林道入口〜くるみ谷左俣〜1491mP〜主稜線〜野谷荘司山南1780mP
下山は往路を戻る
メンバー YAMADAさん、Takagiさん、Hamaさん、Futatuさん、Gotoさん、Matuやん、oba(7名)
天 気 晴れ時々曇り

4/12
■行動時間
07:15 荒谷林道入口    08:34 くるみ谷二俣    10:22 1491mP    11:30 主稜線    11:55 野谷荘司山南1780mP
14:23 くるみ谷二俣    15:30 荒谷林道入口

荒谷林道入口からスキーを担いでかなり荒れた林道を出発。途中ヤブこぎやらヤバめのトラバースをこなしてくるみ谷に入れば目の前の大デブリランドに唖然!!昨日までの大雨はこのあたりの山の雪をズタズタにしてしまった模様。帰りのスキーが思いやられる、トホホ。

くるみ谷左俣からデブリの支谷を登り尾根に上がるとやっと疎林の気持ちの良い登りになってきた。1491mPを経てしばらくの1550m付近の痩せ尾根はズタズタに割れ、やむを得ずスキーを担ぎグズグズ斜面の苦労の登り。

苦労して主稜線近くまで登り付けば、野谷荘司山への稜線や左手の妙法山の山並みが目に入り俄然元気が出てくる。主稜線に出て白山の大展望と御対面で疲れも吹き飛ぶ。いつも見るのとは違う角度から見る白山主峰の勇姿に感動。

野谷荘司山南1780mPで登高終了。元気有り余りのMatuやんだけは13時までに戻ってくるということで野谷荘司山ピークまで往復、いやはや恐れ入りました。後のメンバーは白山の大展望をバックに雪のテーブルを囲んでの頂上宴会でのんびり過ごす。

さて下山のスキー滑降だが、谷へ入ろうとしたら滑る端から湿雪が次々と流れ落ち多人数で谷に入るのはかなり危険、やむを得ず尾根伝いに往路を戻ることに。しかし尾根の雪もたっぷりと水気を含んだ超湿雪の超悪雪。滑りにくい雪の慎重滑降を余儀なくさせられる。

くるみ谷二俣からは大デブリランドの苦労の下降。ヘトヘトになりながらまた長い林道歩きのヤブこぎやらトラバースを経てなんとか林道入口の車止めまで帰還。今季最悪コンディションの苦労の山スキーも無事ケガもなく終わってなにはともあれ良かった良かった。

GPSトラック(クリックで拡大表示)

しばらくスキーを担いで荒れた林道歩き


くるみ谷は大デブリランドと化していた

くるみ谷左俣からデブリで登りにくい支谷を登り尾根に上がる


やっと気持ちの良い疎林の登りになる

1550m付近のズタズタに割れた危険地帯ではスキーを担ぐ


左手には妙法山が見える

野谷荘司山へと続く稜線


やっと野谷荘司山南1780mPの頂上に到着

雪のテーブルを囲み白山の展望をバックに贅沢な宴会


この角度から見る白山主峰は滅多に見られない

野谷荘司山から赤頭山を経て続く鶴平新道の尾根


眼下には鳩谷ダム湖、野谷橋が見える


稜線の広い斜面を滑る

稜線の広い斜面を滑る


グサグサの悪雪を蹴散らし滑る

二俣付近から見る大デブリランドのくるみ谷(YAMADAさん撮影)

最近の大雨はこのあたりの山では稜線付近も雪ではなく雨だったようです。山の斜面は至る所ズタズタに割れ谷は大デブリランドと化し見るも無惨な有様でした。このあたりの山の賞味期限もそろそろお終いですね。これからは標高の高い山、遠方の山へ遠征せざるをえなくなってきて、次は何処へ行こうか大いに悩むところです。


END