いよいよGWがスタート。GW前半は休日が続かず遠方への遠征もままなりませんが、かなりの強行軍覚悟で立山川を馬場島から往復するロングコースに遠征してきました。
通常立山川はアルペンルートで立山へ入った時の下山ルートとして使われることが多いのですが、今回は立山川を馬場島から乗越までの標高差1600mをひたすら登り、下りは往路を戻るという極めて単純明快なコースです。
場 所 |
立山川 (富山県南東部) |
日 時 |
2008年4月29日(火) |
コース |
馬場島から立山川を遡行〜オクノスワリ〜東大谷出合〜新室堂乗越
下山は往路を戻る
|
メンバー |
YAMADAさん、しゅうさん、Futatuさん、Mitaさん、Matuやん、oba(6名) |
天 気 |
曇り後快晴 |
4/29
■行動時間
06:45 馬場島 08:58 東大谷出合 11:50〜12:50 新室堂乗越
13:17 東大谷出合 14:28 馬場島
馬場島からスキーを担いでの林道歩きで出発。土砂混じりのデブリで埋まったゴルジュオクノスワリ、きわどいスノーブリッジの危険地帯を通過。デブリの山が谷を埋め尽くす東大谷出合を過ぎれば谷は広がりやがて前方に室道乗越の稜線が見えてくる。
ここからはひたすら谷を詰めて稜線を目指すだけの体力勝負。行けども行けども稜線は近づかない我慢の登高が延々と続く。睡眠不足の状態で標高差1600mを超える登りはさすがに応える。もうヘロヘロ、疲労困憊状態でなんとかお昼前に新室堂乗越に登り着いた。
乗越から見る立山連峰の景色に感動。アルペンルートで簡単に来るのとは違って苦労して登り着いて見るこの景色の値打ちは何物にも代え難い。
待望の滑りは適度な傾斜の広大斜面にまずまずのザラメ雪に文句の出ようもない。貸し切りの大斜面に皆がそれぞれのパフォーマンスを展開、あっという間に東大谷出合付近まで滑り降りる。
ゴルジュ帯、デブリ帯、スノーブリッジの通過も2回程スキーを外しただけでそれほどの苦労もなく馬場島手前の橋までスキーで滑って降りることができた。
GPSトラック(クリックで拡大表示) |
スキーを担いで馬場島を出発 |
土砂混じりのデブリで埋まったオクノスワリ付近 |
土砂混じりのデブリ帯を横断 |
ズタズタに割れた谷をトラバース |
デブリで埋め尽くされた東大谷出合付近 |
東大谷出合から剣岳を見上げる |
谷が開け遙か前方に稜線が見えてくる |
なかなか近づかない稜線に向かって果てしない登りが続く |
左俣谷の新室堂乗越を目指す |
乗越目指して広大斜面の苦しい登り |
乗越まであとわずか、傾斜が増し最後の力を振り絞り登る |
登り着いた新室堂乗越から室堂を見下ろす |
新室堂乗越から見る大迫力の奥大日岳 |
正面に立山の主峰雄山がそびえる |
剣御前方面には多くの登山者が見える |
毛勝山等の剣北方の山々もよく見える |
|
立山川源頭部斜面にドロップイン |
ザラメ雪の大斜面にドロップイン |
高速ターンで広大斜面をぶっ飛ばす |
快適ザラメ雪にターンが決まる |
広大斜面を自在にかっ飛ばす |
最高のロケーションの大滑降が続く |
ゴルジュのデブリ帯を慎重に下降 |
かなりヤバイスノーブリッジ、あと何日持つだろうか? |
睡眠不足での登りはかなり苦しかったですが、今回の立山川は天候に恵まれ、雪質もまずまずでかなり満足度の高いものでした。北アルプスの一角で剣立山の景色を見ながらの広大斜面のスキー滑降はやはり格別のものです。
END
|