なめたらあかん!野伏ヶ岳

異常とも言うべき雪不足で関西から近場の山スキーはほとんど行く所が無くなってきました。来週は色々と所用があって山へ行けないので今週末はぜひどこかへ行きたいと思っていましたが、色々と考えていささかマンネリではありますが今季2回目の石徹白方面へ出かけることにしました。
場 所 野伏ヶ岳(1674.3m)  (岐阜県北部)
日 時 2009年3月7日(土)
コース 白山中居神社〜和田山牧場跡〜(ダイレクト尾根)〜ダイレクト尾根1580m付近 、 下山は往路を戻る
メンバー oba(単独)
天 気 曇り時々小雪

3/7
行動時間
06:10 白山中居神社    07:25 和田山牧場跡    09:50 ダイレクト尾根1580m付近    11:20 和田山牧場跡    12:45 白山中居神社

今日は薙刀山東斜面周辺を何本か滑って遊ぼうと思っていましたが、朝和田山牧場跡に着いてみれば小雪が舞い周りの山は灰色の雲に隠れてほとんど見えない空模様なので、どうしようかと思案して無難な野伏ヶ岳往復に方針変更です。

ダイレクト尾根に取り付いて登っている時日が差して青空が出た時もありましたがすぐに灰色の雲に覆われて雪がちらついたりしてなかなか晴れず、風が強く気温もかなり低く斜面はほとんどアイスバーンです。標高を上げるとクトーを使ってもシール登高では困難を極め、靴のアイゼンを車に忘れてきたので、北東尾根とのジャンクションの直前、頂上まであと標高差100m弱という所でアイゼン無しでこれ以上登るのは危険と判断し登るのを断念、撤退とすることにしました。


ダイレクト尾根下部はヤブが目立ちます
アイゼンさえあれば全く問題なしに登れますが、今日の状態では頂上まで行ったところでスキーで滑る楽しみはほとんどなかったでしょう。下りは南斜面を降りましたが、雪は全く緩まずほとんどがカリカリアイスバーンで全くスキーにならず、いささか消化不良気味です。和田山牧場跡まで帰ってきた頃少し青空が出て晴れてきましたが、野伏頂上付近はあまり日があたっていないようで雪が緩む様子はなかったようです。

下っている時大勢の登山者、スキーヤーとすれ違いましたが、アイゼン登高の登山者はいいとしてスキーヤーは上まで行っていったいどこを滑って降りたのでしょうねえ。今日の状態ではどこの斜面もカリカリアイスバーンでスキーで滑るのはかなり危険でしたからねえ。今日は冬みたいに気温が低く、昨日までの雨で融けた斜面がカリカリに凍ったのでしょう。3月の野伏にアイゼンなんかいらん、となめてかかってはいけませんね、反省。

石徹白方面はまだまだしばらくは大丈夫。どの山も雪の量は例年よりは少ないですがまずまずで、まだしばらくは山スキーが楽しめるでしょう。和田山牧場跡までの林道は、下部は所々雪が切れているところがありますが、そこだけスキーを手に持って歩けば問題なし。石徹白川沿い大杉までの林道は、除雪はされているようでしたが、入口が雪の固まりで塞がれていて車は入れないようにしてありました。



登っている途中突然日が差し青空が出てきました、
左手に目をやれば小白山が見えます

芦倉山方面と和田山牧場跡がよく見えます


北東尾根とのジャックションまであと少しですが、
アイゼン無しでこれ以上登るのはかなり危険

野伏ヶ岳の頂上もすぐ上に見えますがここで断念、ウ〜ン残念


和田山牧場跡まで帰ってきたらやっと空が晴れてきました

野伏ヶ岳の頂上付近は雲に覆われなかなか日が当たらないようです


朝は見えなかった薙刀山方面がよく見えます

銚子ヶ峰の奥の三ノ峰、別山方面は雲に隠れて見えません


END