一般的には白骨温泉から登られることが多い十石山ですが、平湯温泉から安房平を経て十石山北西尾根にルートを求めての、高速道路ETC土日割引を使っての遠征山行です。
場 所 |
十石山(2524.8m) |
日 時 |
2009年4月11日(土) |
コース |
平湯ゲート〜安房平〜(十石山北西尾根)〜十石山〜(北西尾根南のルンゼを下降)
〜ワサビ谷〜安房平〜平湯ゲート
|
メンバー |
YAMADAさん、Takagiさん、しゅうさん、Futatuさん、Mitaさん、Gotさん、Heidiさん、Matuやん、oba(9名) |
天 気 |
快晴 |
4/11
行動時間
07:05 平湯ゲート 08:35 安房平 09:15 北西尾根末端
11:30 稜線 11:55〜13:04 十石山 14:05 安房平
15:07 平湯ゲート
今回はいつものメンバーに加えて東京中野のレンストランHEIDIのオーナーシェフHeidiさんが急きょ参加、総勢9名の大所帯です。平湯のゲートから車道ショートカットコースを登りますが、これがとんでもない笹の激ヤブで出発早々かなりの消耗です。やっと上の車道に出てからも車道ダラダラ歩きで安房平を経て十石山北西尾根に取り付くまでがけっこう長いです。
尾根に取り付けば急登の連続で一気に高度を上げますが、濃い樹林で視界があまり効かず辛い登りが延々と続きます。高度を上げると樹林越しに焼岳や笠ヶ岳、穂高岳の姿が見え始め、それらを励みに我慢の登りが続きますが、森林限界を超えれば一気に視界が開け、ここに来てやっと気分も盛り上がってきます。
稜線に出れば十石山のピークまであとわずか、目の前に乗鞍連峰、穂高連峰の山々の素晴らしい景色が展開、最高の気分で疲れも吹き飛び歓声が上がります。ルンルン気分の稜線歩きで平湯のゲートから5時間弱の苦闘も終わりを告げ十石山頂上到着。頂上では360度の大パノラマ、白骨温泉側からの登山者、山スキーヤー等の先客多数で大賑わいです。
いつものように雪のテーブルを囲んで素晴らしい景色を眺めながらの昼食休憩の後滑降開始、まず稜線東側の広大斜面を1本滑りますが、ここは快適ザラメ雪の絶好斜面で皆がそれぞれのパフォーマンスを展開です。その後稜線西側の斜面に入り登った尾根の南側の狭い谷に入っていきますが、高度を下げると徐々に雪質悪化、グサグサ重重腐れ雪の苦労の下降になってきました。狭いノドは慎重に横滑りで下降、傾斜が緩み谷が開けてワサビ谷にスキーを進めればやがて往路のコースに戻り程なく車道に出て実質の滑降終了です。
スキーを漕ぎながらの車道滑りの後雪も切れ、後は長い車道歩きでいいかげん嫌になった頃に平湯ゲートに帰還、本日の山行も無事終了です。今日は登りは辛かったし滑りの雪質はもうひとつでしたが、やはり最高のお天気と頂上のあの素晴らしい景色で苦労が報われました。さすが十石山、北アルプスの一角だけあって見える景色が全然違います。
車道ショートカットでヤブに突入、ここらあたりはまだマシ、
後半は笹の密ヤブに難渋 |
長い車道を安房平へ向けて進みます
|
十石山北西尾根の末端に取り付き、かなり樹林の濃い急斜面を登ります |
高度を上げると木々の間から笠ヶ岳、焼岳が見えてきます |
まだまだ続く樹林の急斜面、辛い登りが延々と続きます |
高度を上げ樹林が薄くなってくると穂高連峰の山々が見えてきました |
右手前方に四ッ岳、猫岳、大崩山等の乗鞍連峰の山々も見えてきます |
やっと森林限界を越えもうすぐ稜線です |
やっと稜線に出ました、十石山のピークまであと一がんばり |
苦闘5時間弱、十石山の頂上到着、360度の大パノラマです |
はるか遠く白く輝く白山の姿も見えます |
四ッ岳、猫岳が目の前です |
剣ヶ峰を盟主に乗鞍岳の頂上山群が真っ白です
|
奥穂高、吊り尾根、前穂高と続く穂高岳はいつ見てもカッコええ、
しかし雪が少ないのかちょっと黒いところが目立ちます |
笠ヶ岳、抜戸岳と続く岐阜県側の山です
|
360度の大展望を眺めながら雪のテーブルを囲んで昼食休憩 |
穂高連峰を見ながら滑降開始 |
稜線東側の斜面を1本滑ります |
快適ザラメ雪斜面を高速ターンでかっ飛ばします
|
稜線西側の快適斜面はすぐおしまい、
狭いルンゼに突入でグサグサ悪雪に苦労の下降 |
下降してきた狭いルンゼを見上げます
|
傾斜の緩いワサビ谷を滑り安房平から車道までの
最後の滑りを楽しみます |
END
|