白馬岳から清水谷、杓子沢
今年のGWメインイベントは2転3転する天気予報を睨みながら、メンバー3人の年齢合計179歳というアラカントリオで、1泊2日小屋泊で白馬岳周辺で遊ぶことになりました。
場 所 白馬岳(2932.2m)
日 時 2009年5月2日(土)〜5月3日(日)
コース 5/2 猿倉〜(白馬大雪渓)〜白馬岳〜白馬山荘(泊)
5/3 白馬山荘〜(清水谷左俣)〜清水谷二俣〜(清水谷右俣)〜杓子のコル〜(杓子沢)
〜(長走沢)〜猿倉
メンバー YAMADAさん、Takagiさん、oba(3名)
天 気 5/2 快晴     5/3 晴 後 曇り


GPSトラック(クリックで拡大表示)

YAMADAさん撮影・編集の動画&スライドです

5/2
行動時間
08:22 猿倉    09:33 白馬尻    12:30 岩室付近    14:32〜15:40 白馬山荘    16:00 白馬岳    16:20 白馬山荘

猿倉から大雪渓を経て白馬山荘までの標高差1600mの延々と続く単調な登りは何回登っても本当にウンザリです。特に前夜発の長時間運転でろくに睡眠も取っていない状態でのこのキツイ登りは本当にこたえました。白馬山荘に着いたときはもうヘロヘロな状態で、周辺はスキーで遊ぶのに絶好な斜面が目白押しなのですが、滑って遊ぼうという気力もなくビールを飲んだ後は小屋の部屋でへたり込んでしまいました。

しばらく休憩後、とりあえず白馬岳の頂上だけは踏んでおこうと重い腰を上げなんとか白馬岳登頂。その後は小屋に戻りささやかな小宴会、夕食を済ませ早々に寝入ってしまいました。


猿倉から林道をシール歩行で出発

白馬尻付近から見る白馬岳、あの上まで登るのか、ウ〜ン・・・・


大雪渓のウンザリする単調な登りが延々と続きます

葱平付近で一段と傾斜が強くなりますが雪がグサグサなので
クトーなしのシール登高で登り切ります


岩室付近で目の前の杓子岳東壁天狗菱が大迫力

小雪渓手前の平坦地で昼食休憩


小雪渓の登りです、連休初日ですが山スキーヤー、
登山者は意外と少ないです

村営小屋が見えてきました


振り返ると杓子岳、白馬鑓ヶ岳が素晴らしい

白馬山荘まであと少し、最後の力を振り絞ります


ちょっとモヤで霞んでいますが、白馬山荘から見る剣岳、立山方面

旭岳も日に照らされて輝いています


とりあえず白馬岳頂上は一応踏んでおきます

頂上横の白馬主稜の雪壁を覗き込んでみれば、
テントがいくつも張られているのが見えます


5/3
行動時間
07:55 白馬山荘    08:25 清水谷二股    10:13 杓子のコル    11:03〜11:30 2284mP南東2230m台地    12:38 猿倉

今日は時間の余裕があるので雪が緩むのを待って朝はゆっくりと出発です。小屋を出て稜線から南西方向へ広い斜面を滑り清水谷左俣に降りて二俣まで滑ります。雪はまだ完全には緩んでないのでエッジをガリガリいわせながらの慎重な滑降です。雪は固いですがほとんど人気がない広大斜面の標高差500m程の滑降は素晴らしい!

二俣からはシール登高で清水谷右俣を登り杓子のコルを目指します。清水谷右俣は割と開けた明るい谷で気持ちよく登ることができます。標高差400m程の登りで杓子のコルに到着、ここでシールを剥がしいよいよ今回のメイン杓子沢の滑降です。杓子沢の入口付近は杓子岳、白馬鑓ヶ岳の岩峰に囲まれたアルペン的景観で滑降意欲がいやが上にも高まってきます。

小屋から剣岳、立山方面を望みます

杓子岳、白馬鑓ヶ岳もくっきり見えます


剣、立山の山々を見ながら広大斜面を滑ります

固い雪面にエッジをガリガリいわせながらの慎重な滑降です


ちょっと雪が固いですが人気のない広大斜面の滑降は最高!

もう少し降りれば清水谷二俣です


二俣からは右俣をシール登高で杓子のコルを目指します

清水谷右俣は明るい谷で気分よく登ることができます

準備完了、さあ〜杓子沢にドロップイン!杓子沢の入口付近は傾斜も緩く広いので入り易いです。雪はパックされた新雪が程良く緩み最高の雪質、杓子沢といえば落石で荒れた雪面のイメージが強いのですが、今日は落石もほとんど無く雪面は綺麗で最高の条件です。徐々に傾斜が強くなってきますが斜面、雪の状態が良い実に快適な滑降に思わず歓声が上がります。

歓声を上げながらの豪快滑降を楽しみ高度2100mを切ったあたりから左手へトラバース気味に2284mP東の台地を目指します。ここから少し登った所の平坦地で大休止、白馬鑓ヶ岳の岩峰を眺めながら杓子沢大滑降の余韻に浸ります。鑓温泉方面、小日向のコル方面に多くの人がいるのがよく見えますがここらあたりは我々3人だけの静寂の世界です。

休憩後2284mP東の台地に登り長走沢を林道に向け最後の滑降ですが、長走沢上部はまずまずの雪でしたが高度を下げるにつれ中途半端に吹き溜まった新雪がグサグサの重雪、腐れ雪に変質していて全くもって疲れる滑りの雪になってきました。ケガをしないようにゆっくり安全運転の滑りで長走沢出合で林道に出て、後は林道をスキーを漕いで猿倉まで無事帰還です。

杓子岳と白馬鑓ヶ岳の鞍部杓子のコルはもうすぐです

杓子のコルに到着、岩峰に囲まれたアルペン的雰囲気が素晴らしいです


杓子のコルから杓子沢にドロップイン、入口は広いので入り易いです

傾斜がきつくなりますが斜面、雪の状態が良く快適な滑降です


杓子沢急斜面の豪快滑降に歓声が上がります

上に見えるあのコルから滑ってきました


白馬鑓ヶ岳の岩峰を見上げながら台地で休憩

小日向のコル方面を見下ろします


長走沢で最後の滑降、グサグサの重雪、腐れ雪で
ケガをしないように滑ります

長走沢を見上げます、今回は中途半端な新雪が悪雪となっていて
滑りはさっぱりでした

今回の白馬岳周辺山スキーは、初日は大雪渓の登りでヘロヘロになりアラカントリオ3人共が疲労困憊で歳を感じざるを得ませんでしたが、2日目は最高の条件での杓子沢大滑降を楽しむことができ、また心配された2日目のお天気も1日持ってくれて満足感いっぱいで終えることができました。山の神様には大感謝です。今シーズンは記録的な寡雪で山スキーを楽しむにはもう行き先がかなり限られてきているようで、気持ちよく終わった今回の山行でそろそろ終了とした方がいいかもしれませんね。


END