宿谷川から経ヶ岳
今週は週の半ばに気温が上がりその後雨が降ったりで山の雪はあまり期待できませんが、それでも日曜日は好天の予報なのでやっぱり奥越の山へ山スキーに行ってきました。
場 所 経ヶ岳(1625.2m) (福井県北部)
日 時 2010年2月14日(日)
コース 奥越青少年自然の家〜宿谷川〜左岸台地〜杓子岳〜経ヶ岳〜池ノ大沢〜杓子岳
往路を戻り下山
メンバー YAMADAさんTakagiさん、Hamaちゃん、M田さん、T用さん、N西さん、Matuやん、oba(8名)
天 気 晴れ後曇り

2/14
行動時間
07:40 奥越青少年自然の家    10:57 杓子岳    11:30 切窓    12:20 経ヶ岳    12:55 西の肩    13:03〜13:38 池ノ大沢
14:14 杓子岳    15:18 奥越青少年自然の家

今日はいつものメンバーにお久しぶりな人も加わり総勢8名の部隊で、奥越青少年自然の家から宿谷川経由経ヶ岳へ出発です。今冬は雪が多く宿谷川の徒渉もスノーブリッジで難なく通過、気持のいいブナ疎林の登りになりますが、雪は予想通りガリガリ君で、高度を上げるほどに傾斜がきつくなりクトーを出しても歯が立たなくなり、やむを得ずスキーを担いで兼用靴を雪面にけり込みながらの苦しい登りとなってきます。

今日のようなコンディションの時はアイゼン必携ですが、メンバー8名の内アイゼン持参は2名だけとは山をなめきってますね。杓子岳から中岳トラバースを経て経ヶ岳ピークへの最後の急斜面の登りではとうとうピッケルも動員してのヒヤヒヤ登りになってしまいましたが、なんとかお昼過ぎに経ヶ岳登頂、真っ白な白山主峰群や越美国境の山々の素晴しい景色のお出迎えで疲れも吹飛びます。

そうこうしているうちに午前中は素晴しい青空が広がっていたのが雲が広がってきました。とりあえず滑りの準備をして西斜面を絡みながら登山道尾根に戻りますが、これがガリガリアイスバーンで滑落だけはしないように恐る恐るの滑りで快適とは程遠いです。経ヶ岳西の肩から池ノ大沢への急斜面は日当りがいいので適度に雪が緩んでいて本日の一番の快適滑降が楽しめました。

池ノ大沢での昼食休憩の後は登りのトレースに戻り杓子岳からの広大斜面の滑降となりますが、これも上部は雪が全く緩まずガリガリ斜面の全くもって疲れる滑りです。下部でやっと雪が柔らかくなり憂さ晴しのぶっ飛ばしで本日の滑りはほぼ終了、宿谷川下部をほぼ往路通りに戻り青少年自然の家に無事帰還、あいにくの雪質で滑りはもう一つでしたが、やはり白山、越美国境の山々の景色を見ながらの経ヶ岳ならではの趣のある山スキーに今日も満足の山行でした。

GPSトラック(クリックで拡大表示)

YAMADAさん撮影・編集の動画&スライドです


スノーブリッジで左岸側に渡ります

雪で埋まった宿谷川を詰めます


滝場の左岸側をスキーを手に持って越えます

宿谷川左岸のブナの台地に出ます


見上げるようなブナの大木が林立する原生林は素晴らしい!

右岸側には恐ろしげな保月山の痩せ尾根が見えます


宿谷川源頭のガリガリ雪の急斜面を苦労して登ります

杓子岳の稜線に出ると経ヶ岳のピークと池ノ大沢が見えてきます


中岳西面をトラバースして切窓に出ます

切窓から経ヶ岳頂上への最後の急斜面に取り付きます


アイスバーンの急斜面にスキーを担ぎ兼用靴を蹴り込み慎重に登ります

経ヶ岳頂上はもうすぐです


苦しい登りでしたがなんとか経ヶ岳頂上に登り着きました

真っ白な白山主峰群がお出迎えです


右に目をやると堂々とした荒島岳が目の前です

越美国境の山々がよく見えます


中岳、杓子岳と続く稜線、左側が池ノ大沢です

経ヶ岳西の肩から一滑りして池ノ大沢で昼食休憩(YAMADAさん撮影)


杓子岳からの広大斜面もアイスバーンで我慢の滑りです

ブナの原生林に入るとやっと雪が緩んできました


END