山スキーシーズンもいよいよ終盤戦、残雪を求めて遠方への遠征続きとなってきました。関西から遠方への日帰りでの遠征となると睡眠不足がロートルの身にはかなり堪えますが、今回は立山前衛の山、早乙女岳をコット谷から目指すことにしました。
場 所 |
早乙女岳(2050m) |
日 時 |
2010年4月25日(日) |
コース |
伊折ゲート〜小又川出合〜コット谷出合〜稜線のコル〜1860m地点
下山はほぼ往路に沿って戻る
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メンバー |
YAMADAさん、Takagiさん、しゅうさん、H田さん、K村さん、G藤さん、F谷さん、M田さん、BAKUさん、Matuやん、oba(11名)
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天 気 |
快晴 |
4/25
行動時間
06:55 伊折ゲート 07:40 小又川出合 11:21 稜線のコル 12:45〜13:55
1860m地点 16:00 小又川出合 16:50 伊折ゲート
馬場島手前の伊折のゲートはGW直前にならないと開かないようで小又橋までの40分ほどの車道歩きを強いられ、また最近の雨続きで小又川下部の雪解けは予想以上に進んでおり、徒渉や堰堤乗越し等の予想外の困難で今日は序盤からかなり消耗戦となり、やっとコット谷のシール歩行となる頃にはもう既にかなりお疲れモードとなってしまいます。
コット谷に入って見上げる稜線のコルは遙かに遠く行けども行けどもなかなか近づいてきません。若くて元気な人達はどんどん先へ行ってしまいますがロートルはもう既にヘロヘロ、やっとのことで稜線のコルに着いたものの脚が攣ってくる有様で気力だけで先へ進みます。しかし早乙女岳頂上まであと少しの標高1850m位の所で脚が動かなくなりもう気力が切れてしまいました。携帯が繋がったので先行者にここで待つ旨を伝え休憩腹ごしらえとしますが、あまりの疲労困憊で食べ物が喉を通りません。こんなにバテバテになってしまったのは初めてのことです。やっぱり日頃のトレーニング不足がてきめんに露呈しているようです。
かなりの時間待ったら先行者達が歓声と共に滑って降りてきたので、ここから皆と一緒に滑り降りましたが、雪は今季一番の快適ザラメ雪、バテバテながら苦労してここまでやってきた甲斐がありました。しかし、しばしの快感の後はまたまた苦労の堰堤越えと徒渉、それに最後の車道歩きが待っていました。伊折のゲートに着いた時はもう完全にグロッキー。今日は登りはもう完全にエンスト状態で我ながら情けなかったですが、好天の中の剣岳周辺の山々の素晴しい景色と、今季一番の快適ザラメ雪滑降で何とか救われた山行となりました。
スキー、兼用靴を担いで伊折のゲートから車道歩きで出発 |
小又川出合で兼用靴に履き替え河原歩き |
何度も徒渉を余儀なくされます |
兼用靴にスキーを担いでの堰堤越えの高巻きに難儀 |
堰堤越え高巻きの後半はかなり怖いトラバース
(YAMADAさん撮影) |
やっと雪が切れなくなりスキーを履いてシール歩行
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コット谷下部の緩斜面をダラダラと登ります |
目指す稜線のコルはまだまだ遠い |
高度を上げると左後方に剣岳の勇姿が見えてきます |
後方に見えるのはブナクラ谷 |
やっと稜線に出ました、剣岳が大きく見えます |
猫又山、毛勝山方面 |
ブナクラ谷の向こうに見える白い山は白馬岳? |
早乙女岳まであとわずかの1860m地点で気力が切れました |
先行者達が快適ザラメ雪斜面を滑り降りてきます |
稜線から入った谷は最高のザラメ雪でした |
今季最高のザラメ雪に歓声が上がります |
ザラメ雪の広大斜面をぶっ飛ばします |
帰路にはまたまた苦労が待っています
今にも落ちそうなスノウブリッジをヒヤヒヤ渡ります(YAMADAさん撮影) |
帰路は濡れるのもかまわずザブザブと徒渉
(YAMADAさん撮影) |
END
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