2001/07/14  再び十津川支流A谷へ

先日の十津川A谷の奥が気になっていたので、相棒のTM氏と再びA谷へ行ってみた。夜中過ぎから谷入口で車の中で仮眠、朝5時起床、5時半過ぎに谷に降りた。




コーヒーを沸かして朝食
谷に降りると、先日来た時よりはかなり水量が少なく、これでは今日は釣りの方はあまり期待できないな、と思ったが、とりあえず谷の奥を探りに行くのが目的なので遡行開始。この谷は奥で二俣になっていてその上にもかなり続いているので、二俣までは行ってみようと歩きだす。入り口付近の薮の多いところ等は竿を出さずにすっ飛ばし、最初の滝の左側を小さく巻き、その上の岩盤上をナメが流れるところで朝食、コーヒータイム。

毛鉤をくわえた20cmのアマゴ

そのまま竿を出さずに遡行し、先日引き返した地点の少し手前で初めて竿を出す。早速obaの毛鉤に20cmの良形がヒット。

ポイントに毛鉤を打ち込む

ここからテンカラを振りながら遡行する。魚影は結構あり、20cmクラスの良形がそこそこヒットし、晩のビールのアテ用にと4匹だけキープし、あとはリリース。










巨岩の間のポイントを探る
しばらく行くと谷が狭まり、巨岩が折り重なったところに出会う。仕方なく竿をたたみ、巨岩を乗越して進む。巨岩の間に小滝をかけたところは好ポイントになっていて魚影が見られる。大岩を乗越したり、側壁を巻いたりしながら進んだが、前方の大きな釜に大岩の間から2条の小滝を掛けるところで行き詰まってしまった。側壁はかなりの傾斜で立っていて、この先しばらくはちょっとしたミニゴルジュ帯という様相。側壁を巻こうにもかなりの傾斜なので、登ることはできても下降がザイルなしではちょっとヤバすぎる。今日は登攀具は何も持ってきていないので、ここであっさり前進を断念。

この谷は、地図で見ると、奥の二俣に直接出られる山越えの道があるようなので、奥を探るのにはそれを使った方が良さそうだ。谷通しで行くには登攀具必携である。二俣の奥を探るのは次の課題として、今日のところは残念であるがここで敗退。

まだ時間が早いので、ゆっくりと行動食を食べたりしながら、途中、所々で竿を出したりして谷を戻る。午後になって、遠くで雷の音が聞こえていたが、もう少しで車を置いてあるところでにわかに空が真っ暗になり大粒の雨が降り出した。途端に土砂降りの雨になり、慌てて道を駆け上がり車に戻った。土砂降りの雨は1時間以上降り続き、谷を覗くと流れは濁流となっていた。

帰りは、いつもの天辻峠の大月食堂で、肉シメジうどんを食べて帰途についた。



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