取立山ラッセルトレ |
昨シーズン、あまりのラッセルのしんどさに頂上を前に途中敗退していた取立山に行ってきました。まだ12月でちょっと時期が早いかと思いましたが、最近の降雪にパウダーが期待できるのではと思い、性懲りもなく出かけました。同行者は、若い山ボーダーの2人(鎌ちゃん、T君)がぜひ取立山に行きたいということなので一緒に行ってもらうことになり、これに現地で、福井のYAMADAさん、金沢のTAKAGIさんが合流し、オジン3人、若者2人の総勢5人組となりました。 【山 域】取立山(1307.2m) 【場 所】福井県北部(加越国境付近) 【日 時】2002年12月29日(日) 【コース】東山いこいの森入口より取立山往復 【参加者】YAMADAさん、TAKAGIさん、鎌ちゃん、T君、oba (5名) 【天 気】曇り時々雪
しかし積雪がやはりまだ少ない。駐車場広場の電話BOXは半分も埋まっていなかった。稜線に出てからの目の前の前衛ピークの急斜面(取立山で一番おいしい斜面)も灌木のヤブがまだ埋まっていなくてとても滑れる状態ではない。
12時半頃滑降開始。ヤブが多くて快適な滑降というわけにはいかなかったが、雪はフカフカパウダー、やはり滑りは楽しい。ほぼ登りのトレースをたどり、所々で林道ショートカットのパウダー斜面をちょっぴり楽しみながら、駐車場広場に到着。この下もちょっぴり林道ショートカットパウダー斜面を楽しみ、後は登りのトレース通りに直滑降で国道まで滑り降りた。 ここでも後続のボーダー組はやはり悪戦苦闘。ちょっと傾斜が緩くて漕がなければならないというような所でも、スキーなら何でもないが、ボードではいちいち足を外さないとどうしようもないし、ツボ足になれば腰まで埋まるので身動きがとれない。 途中で後続ボード組を待ちながら降りたので、普通スキーでなら1時間もかからずに降りてしまう取立山の下りに2時間以上もかかった。やはり、こういう山ではスキーの機動力の方が遙かに上だということを改めて再確認。
それと、機動力という点では、所詮スキーとボードでは勝負にならないということがはっきりした。ボードは単純に滑るためのもので登りや歩きに使えないというのは致命的。スノーシューでは新雪ラッセルには効率が悪すぎる。スキーのラッセル能力には到底かなわないことを再確認した。 若いボーダー諸君もいい経験だったでしょう。我々オジン組も、シーズン始めの新雪ラッセルのいいトレーニングになった今回の取立山スキー登山でした。 END |