下りもラッセル・・・・御岳

今シーズンの山スキー山行第1弾で、毎度おなじみ、御岳ロープウェイスキー場からのピストンコースに行ってきました。悪天候の予想は見事に外れ、朝スキー場から見上げると御岳の頂上山群が真っ白に光っていた。これはもう登るしかない。朝一番のゴンドラでスキー場トップに行き、スキーにシールを装着、勇んで出発したが・・・・
【山 域】御岳(3063.4m)
【場 所】長野県
【日 時】2002年12月22日(日)
【コース】御岳ロープウェイスキー場トップより往復
【参加者】Taqさん、BAKUさん、oba (3名)
【天 気】晴後薄曇り



樹林帯を登る

やっと樹林帯を抜けた
前日の下界の雨は、このあたりはやはり雪だった。これは今日はラッセルで時間がかかるな〜、と思いながら9時少し過ぎに出発。いくつかの山スキーパーティーがいたようだが、何故か我が隊がトップになってしまった。いきなり樹林帯の中の膝上のラッセルで始まった登りは予想通りペースが上がらず、樹林帯を抜けるのに70分程かかってしまった。oba、Taqさん、そして途中から加わったワカン単独氏の3人で交代ラッセルしながら前進。

御岳頂上山群は真っ白だ

苦しいラッセルが続く

ラッセルしながら更に上部を目指す

標高2700m地点で時間切れ撤退に決定
後続パーティーはいくつか有ったようだが、誰も前に出ようとしない。我々が一息入れようと立ち止まると後続者も立ち止まっている。みんなずるいで〜。

樹林帯を抜け、金剛堂を横に見ながら登り、金剛堂から続く尾根に登り着いたところで、もうお昼の12時頃になっていた。もう少し登った標高2700m地点で時刻は12時半。ここで本日の登高は終了、撤退に決定。ここまで楽をしてきた後続パーティーは我々を追い越して上を目指して登って行ったが、我々は疲労困憊、もういいやという気分。これ以上は下山が遅くなるので下山開始とする。

下りは、激パウダーや〜、と思ったがそう甘くはなかった。今日はまるで春山のような日差しで気温もかなり高い。日射で超重重になった新雪斜面はちょっと傾斜が緩くなると全然滑らない。下りもラッセルや〜。重い雪に足を取られて転倒すると、全身どっぷり雪風呂に浸かってしまって起きあがれない。もがいてもズブズブ埋まる雪地獄。

樹林帯の下りはほとんど下りラッセルに終始してしまって、スキー場に着いた時はまたもや疲労困憊。憂さ晴らしにゲレンデをかっ飛ばそうと思ったら、ゲレンデは雲の下で全く先が見えないガスの中。仕方なくダラダラスローペースでゲレンデ最下部まで滑り降りた。

日差しで重くなった雪に、ううう・・・・滑らん

転倒すると全身埋まって起きあがれない

乗鞍岳も真っ白

雲海に浮かぶ中央アルプスの山々
登りはかなりのラッセル、下りは所々ではパウダーもあったが、傾斜の緩いところではほとんど滑らず下りラッセルに終始した本日の山スキー山行であったが、GW以来の7ヶ月ぶりの雪遊びはやっぱり楽しい。予想外のいいお天気と、素晴らしい景色が楽しめて3名とも大満足の御岳でした。

END