北陸のクラシックルート判官堂尾根

家庭の事情(カミさんの入院、退院等)でこのところしばらく山へ行けなかったのですが、福井ブナの木の猛者連の中に加えてもらって北陸山スキーのクラシックルート判官堂尾根縦走へ行く機会があったので、久しぶりの山スキーに行ってきました。
山 名 東山いこいの森から鉢伏山(1549m)を経て判官堂尾根を白峰へ
場 所 福井県北部、加越国境、石川県南部
日 時 2006年4月22日(土)
コース 東山→取立山(1307.2m)→原高山(1339m)→板谷ノ頭(1383m)→鉢伏山(1549m)
→判官堂西尾根→明谷川林道→白峰
メンバー YAMADAさん北さん、中さん、Takagiさん、ふたつさん、Tachiさん、宮さん、oba(8名)
天 気

(写真の一部は、YAMADAさん提供のものを使用させていただきました。)

4/22

■行動時間
07: 40 東山    09:30 取立山    11:05 鉢伏山    11:45〜11:35 1477mP    14:30 明谷川林道    15:30 白峰

前日北陸方面はかなり荒れ模様のお天気だったようだが、山はやっぱり雪だった。前夜R157東山いこいの森入口に着いたら、周りは新雪が10cmほど積もっている。こりゃ山の上は新雪がかなり積もっている模様で、滑りの方はあまり期待できそうもない。

先発隊3名は集合後すぐに東山を出発。他の5名は車を白峰へ回送するのに手間取り、なんだかんだで出発が遅くなってしまう。後発隊は宮さんのサーフで東山のキャンプ場まで乗り入れ出発。上に上がるにつれ雪は増え、多いところでは50〜60cmの重い新雪が積もっている。先発隊の皆様、ラッセルご苦労様。取立山の登りはカットカットで2時間もかからず取立山頂上着。

取立山からはシールを着けたまま一旦下り、加越国境稜線の原高山、板谷ノ頭を越えて鉢伏山を目指す。稜線からは白山の勇姿が素晴らしい!しかし白山も凄い雪の量だ。4月のこの時期でこんな真っ白な白山を見た記憶が無い。


4月下旬とは思えない取立山の稜線

鉢伏山頂上直下の広大斜面を登る


真っ白な白山が素晴らしい!

鉢伏山からの重い新雪滑降

鉢伏山山頂で全員が揃ってから、シールを剥がし重い新雪の緩斜面を一滑り。1477mPまで移動し、いつもの雪のテーブルを囲んで、最高に贅沢な景色を見ながらの昼食宴会。

長い宴会の後、小又谷川、明谷川の間に伸びる判官堂西尾根へ入り目指すは白峰へ。しかし重い新雪は全く滑りが悪く、傾斜の緩い所では下りもラッセル。枝尾根が複雑に入り組みルートファインディングが難しい。ザラメのいい雪だったら途中の小ピークを避けて自由にコースを取って行けるのだが、今日は忠実に稜線をたどるしかない。いやはや疲れる下りだ。しかしお天気はいいし景色は最高。右手前方に終始白山の勇姿を見ながらの素晴らしい縦走路に、滑りはもうひとつでシンドイけどなかなかにいい気分。


白山を見ながらの昼食宴会

重雪の疎林の尾根を滑る


右手前方に終始白山を望みながらの縦走

最後は長い林道の雪が滑らず疲れました

標高900mを切ったあたりで左手の重雪新雪の急斜面を滑り明谷林道へ出る。途中滝が露出している所があり、少々苦労しながらも無事林道に降り立つ。あとは滑らない雪にスキーを漕ぎながらの長い林道下りでやっとのことで発電所到着。

このコースは、ザラメ雪のいい雪だったら本当に素晴らしいコースです。今日は、タイミング悪く季節外れの降雪のあとで時間がかかり体力も消耗しましたが、このロングコースを無事走破できたことで感無量、大満足の山行でした。同行していただいたYAMADAさん達には本当に感謝です。

END