2012/07/07〜07/08  大峰北部(弥山〜山上ヶ岳)縦走

7/7〜7/8
■メンバー:Oba(単独)
■コース:
7/7 川合〜栃尾辻〜狼平〜弥山小屋〜トンネル西口分岐〜一ノ垰〜行者還ノ宿(避難小屋泊)
7/8 行者還ノ宿〜七曜岳〜大普賢岳〜阿弥陀ヶ森〜小笹ノ宿〜山上ヶ岳〜洞川 (洞川から川合へバスで移動)
■天候:7/7 雨(終日降ったり止んだり)      7/8 快晴後薄曇り

久しぶりの泊り装備を担いでの夏山縦走です。この週末に川合〜弥山〜山上ヶ岳〜洞川の大峰北部の世界遺産奥駈道を含むコースを行者還避難小屋泊で縦走してきました。

1日目の午前中は大雨洪水警報が出るようなえらい天気で、一日中雨が降ったり止んだりの山中をただひたすら歩くだけのまるで修行のような1日でしたが、目的の一つであったオオヤマレンゲの花に出会えたのが救いでした。2日目は朝から快晴、気持のいい奥駈道縦走で無事山上ヶ岳を経て洞川にゴール。久しぶりの夏山長距離縦走を計画通り完歩できてさすがにぐったり疲れましたが、達成感のある充実の山行を終えることができました。

7/7  川合〜弥山〜行者還ノ宿

今回の全コースGPSトラック(クリックで拡大表示)

川合を7時に出発、雨の中のウンザリする階段登りでやっと最初の鉄塔に到着
ガスで何も見えません


ガスの中から栃尾辻避難小屋が現れました

ガスに煙る幻想的な風景はいかにも大峰らしい


ナメリ坂のブナの大木、雨がまた強くなってきました

雨にしっとりと濡れた緑の絨毯


当初の予定コースは明星ヶ岳〜八経ヶ岳と回る予定でしたが
この天気では割愛、高崎横手から左手へ狼平へ向かいます

ガスに煙る狼平避難小屋着、ここで昼食休憩


狼平付近で今回の目的の一つオオヤマレンゲの花に出会えました

まだ蕾が一杯あります、来週末も見頃なようです


濡れた木の階段はよく滑るので慎重に登ります

雨の大峰もなかなかいいもんです(半ばやけくそ)


弥山小屋、こんな天気では誰もいません、これより奥駈道に入ります

聖宝ノ宿の理源大師像


弁天ノ森を通過

行者還トンネル西口分岐、弥山からここまでの間ではこんな天気にもかかわらず
多くの登山者とすれ違いました、やっぱりここは人気コースです


一ノ垰の小屋は荒廃してボロボロ

草深い奥駈道、明るくなって雨が上がったのかな、と思ったら
この後また雨が降ってきました、今日はずっとこれの繰り返し


行者還岳の手前にはクサタチバナの群生地があります
もう盛期は過ぎていますがまだ残っている花がありました

夕方17時頃に行者還ノ宿避難小屋に到着、今夜はここに泊まります

7/8  行者還ノ宿〜大普賢岳〜山上ヶ岳〜洞川

朝日を浴びる行者還避難小屋を5時半頃出発
昨夜の泊まりは小生一人でした、快適な一夜をありがとう

行く手に大普賢岳のシルエットが見えます、今日はいいお天気です


遠くに大台の山々も見えます

やっぱり緑深い大峰の風景は青空に映えます


この付近で遭難した人の慰霊碑、みなきケルン

大峰のブナの大木は貫禄充分


岩峰を慎重に登って七曜岳頂上、大普賢岳、小普賢岳の堂々とした姿が望めます

七曜岳から見る弥山方面、あそこからはるばる歩いてきました
手前のピークは行者還岳


向こうに連なるのは稲村ヶ岳とバリゴヤノ頭

七曜岳〜大普賢岳は鎖場、ハシゴ場が続きます


大普賢岳と雲海

水太覗から水太谷を見下ろします、遠くに見えるのは台高の山々


大普賢岳に到着、まだ誰もいません

弥山方面は雲がかかってきました


風格のあるミズナラの古木

阿弥陀ヶ森の女人結界門、これより先は女人禁制


阿弥陀ヶ森は厳かな雰囲気の森です

小笹ノ宿、ここは水場もあるキャンプ適地、ここで昼食休憩


今回の最終ピーク山上ヶ岳頂上にある大峯山寺

大峯山寺妙覚門


有名な行場、西ノ覗岩から下を見下ろします

向こうに見えるのは鷲ノ巣岩


山上ヶ岳から洞川へ降りる参道は人工物が多くオドロオドロシイ雰囲気です

途中にある「役行者のお助け水」の水場


大峯山寺の参道にはコアジサイのいい香りが漂っています

やっと清浄大橋の女人結界門まで降りてきました、これにて今回の縦走は無事終了
ですが、洞川のバス停までは約1時間の車道歩きがありちょっとウンザリ


END



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