中の湯から御嶽剣ヶ峰
山スキーもいよいよシーズン終盤戦、スキーができる所も限られてきました。昨シーズンの5月中頃に行ってシーズン最後のザラメ雪の快感に酔いしれた御嶽でその快感を再び、と勇んで出かけてきましたが・・・・
場 所 御嶽剣ヶ峰(3063m)
日 時 2011年5月21日(土)
コース 中の湯黒沢口登山口〜ロープウエイいいもり駅〜石室小屋〜剣ヶ峰
下山は往路を戻る
メンバー Oba(単独)
天 気 快晴

5/21
行動時間
06:25 中の湯駐車場    07:26 ロープウエイいいもり駅    10:52 頂上稜線    11:25 剣ヶ峰    13:35 いいもり駅    14:40 中の湯駐車場

今シーズンから御岳ロープウエイは夏山シーズンだけの営業で、御嶽のこちら側から登る山スキーの場合は車道終点の中の湯から今までより標高差300m程余分な登りが強いられます。中の湯からウンザリする階段道を喘ぎ登って七合目までやってきましたが雪はほとんどありません。水平道をロープウエイいいもり駅の方へ移動、そこから樹林帯に入りますが、やはり雪の量は昨年5/15に来たときよりもかなり少ないようです。

空は青空が広がり最高のお天気なのはいいのですが、気温もかなり高く暑くてたまりません。それに睡眠不足も加わりかなりバテバテ、ヘロヘロになってスローペースで登り何とか頂上稜線に出ましたが、やっと剣ヶ峰頂上直下へ来てみれば雪が切れて登山道が完全に露出、やはり雪の激減は想像以上です。仕方なくスキーと荷物をデポしてカメラだけ持って頂上を往復、荷物デポ地から待望の滑降となりますが、何とか気持よく滑られたのは頂上稜線の少しの斜面だけ、覚明小屋横のルンゼからその下に広がる大斜面への本コース最大のハイライトは水流跡で雪面の凸凹が酷く、滑りも全く楽しくありません。

樹林帯手前に来てますます酷くなる雪面の縦溝にいささか閉口、後は樹林帯をただ苦行だけの下降となり、途中でスキーを諦め板を担いでツボ脚でロープウエイいいもり駅に降りてきました。その後は登山道をトボトボと中の湯までこれまた苦行の下降、今回の御嶽残雪スキーは全く期待外れの消化不良で終了となりました。GW後の5月としては記録的な大雨がかなり影響しているようで、雪の激減ぶり、雪面スプーンカットの酷さは想像以上で、そろそろ山スキーも終了だなあという感強しです。

GPSトラック(クリックで拡大表示)

中の湯駐車場は車も少なくひっそり


登山道はこんな階段道が長く続きます

7合目を過ぎてやっと雪が少し出てきました


ロープウエイいいもり駅の方へ回りやっと樹林帯を抜けました
右手に継子岳が見えます

前方に頂上山群が見えてきました
しかしかなり暑くて少々バテ気味です


想像していたよりもかなり雪が少ないようです

石室小屋下の台地にやっと到着、石室小屋を見上げます


石室小屋左手のルンゼを登って
石室小屋と同じ高さまで登ってきました

このあたりの斜面は滑りのハイライトコースなんですが・・・


上に覚明小屋が見えます、左手のコルを目指します

やっと頂上稜線に出ました
緑色に光っているのは二ノ池です


継母岳方面は広大な大斜面です

剣ヶ峰方面を見上げます
剣ヶ峰はこのピークのもうひとつ先です


雪が少なく剣ヶ峰直下は登山道が完全に露出
やむを得ずスキーと荷物を置いて空身で剣ヶ峰を往復しました

ヘロヘロになってなんとか剣ヶ峰登頂
バテバテで予定していたよりもかなり遅い時間になってしまいました


頂上から見る二ノ池と摩利支天山方面
はるか向こうに見えるのは乗鞍岳

スキーデポ地へ戻って頂上稜線を滑ります
本日気持ちよく滑られた唯一の斜面


頂上稜線から覚明小屋横のルンゼを滑りますが
デコボコ、ガタガタ斜面の我慢の滑りです

一番のハイライト斜面も水流跡のデコボコ、縦溝がひどく
全然楽しくありません


これより下は樹林帯へ突入
ただスキーを履いて下降するだけの苦行です

樹林帯の途中でスキーを外して担いで下降、やっといいもり駅まで
降りてきました、中の湯までまだまだ苦行は続きます


END