阪和線山中渓(やまなかだに)駅から雲山峰(うんざんぽう)(490m)を経て、和歌山の六十谷(むそた)へ至るコースは、低山ながら、さながらミニアルプスとでもいうような気持ちのいい縦走路だ。関西のハイキングガイドのどれを見てもたいてい載っている人気コースだが、晩秋から初冬の頃が歩くには一番いいと思う。今まで何度も歩いているが、いつもの相棒TM氏を誘って久しぶりに行ってみた。
■2000/12/16
□12/16 阪和線山中渓駅→第1パノラマ台→雲山峰→青少年の森広場
→四ツ辻→大関橋→六十谷駅
□参加者 大場 、 TM
ルート図はこちら
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第1パノラマ台からは
関空がよく見える |
気持ちのいい雑木林
の中を歩く |
所々展望が開けて
気持ちがいい |
関空・りんくうタウンが
よく見える |
雲山峰頂上 |
青少年の森広場に
着く |
広場は大勢の
ハイカーで賑わっている |
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12/16
9時、JR阪和線山中渓駅でTM氏と待ち合わせる。駅前は大勢のハイカーがいて、さすが人気のコースだ。天候は今のところは快晴。気持ちのいい青空が広がっている。
JRの踏切を渡り、阪和道のガードをくぐり山道にさしかかる。しばらくの間雑木林の中の急登が続き、稜線上の道に出てすぐに第1パノラマ台に到着。関西空港方面の眺めがいい所だ。写真だけ撮って先へ進む。途中砂岩が露出した、さながらミニアルプスを思わせる展望の開けたところもあって、本当に気持ちがいいコースだ。
地面にどうもアイゼンで歩いたような跡があるな、と思っていたら、やっぱりそうだった。大きなザックを担いで重登山靴にアイゼンを付けて冬山訓練中の女性登山者を追い越す。その先の展望が開けた所でも、もう一人同じように重荷にアイゼンの女性登山者が休憩していた。我々も休憩。聞けば「みちくさハイキングクラブ」の人だそうで、年末に御岳に登る、等と話していた。
休憩のあと、更に紀泉アルプスのプロムナードを楽しみながら、11時、雲山峰(490m)に着く。樹林とヤブに囲まれて展望はもうひとつで、小さな祠があるひっそりとした頂上だ。
雲山峰からしばらくダラダラ下って11時15分頃に青少年の森広場に到着。ここは、和歌山方面の展望が開け、少しモヤがかかっているが、龍門山、高野山方面、紀ノ川から和歌山市街地が一望できる。ここで大休止。お湯を沸かしてスープを作り、おにぎりの昼食を食べる。周りは大勢のハイカーで賑わっている。お天気は午後から下り坂の予報だが、今のところは青空が広がりポカポカ陽気で暖かい。セーターを脱いでいても少しも寒くなかった。
昼食の跡、コーヒーを沸かしてのんびりと過ごす。この冬から春にかけての山スキー計画等の話題も出たが、この暖かさではスキー気分になかなかなれないな〜、とTM氏と苦笑。
のんびりしすぎて、13時前になってしまったので下山することにする。下山は六十谷方面へ、四ツ辻で行者堂方面には行かずに直進。鉄塔道をどんどん下り、14時少しすぎに大関橋に到着。車道を歩いて六十谷駅に14時30分頃到着。
六十谷駅に着く頃には、空は曇り空に変わっていて、天気予報通り下り坂模様だ。しかし、今日は久しぶりにのんびりしたワンデイハイクでした。初冬の今頃の天気のいい日の低山ハイクも本当にいいもんだ、と実感した一日でした。
END
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