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■行動時間
06:30 和佐又ヒュッテ 07:40 石ノ鼻 08:20 大普賢岳頂上 09:40 稚児泊り
10:20 無双洞分岐 11:10 無双洞(大休止) 14:20 和佐又ヒュッテ
未明に家を出て車を飛ばし和佐又ヒュッテ前でこてっちゃんと合流、軽く朝食を食べて準備をする。今日は日帰りとしては結構ロングコースだ。何組もの登山者が既に出発していったので我々も早めに出発。
笙の窟の大岩壁を
見上げる |
石ノ鼻から大普賢岳
方面を望む |
和佐又のキャンプ場、和佐又のコルを経て気持ちのいい樹林の中を歩いていくと指弾ノ窟、朝日窟等のある岩壁が見えてくる。笙ノ窟の大岩壁を見上げながら進みしばらくの急登で日本岳のコルを左折、狭い尾根の鉄ハシゴ登りで石ノ鼻の岩頭に出た。ここで1本立てる。少しモヤがかかっているが大峰・大台の山々が一望の下だ。
ここからは急斜面のハシゴ登り、桟橋を注意深く登って小普賢岳ノ肩を経て大普賢との鞍部に下り、所々で満開の石楠花の花を楽しみながら、更にハシゴ場のある岩峰を巻いていくとやがて大峰主稜線の奥駈道に合流。ここで左折しばらくで大普賢岳頂上に着いた。
頂上には先行の二組ほどの登山者が休憩していたがすぐに誰もいなくなってしまった。目の前には神童子谷の深い切れ込みの向こう側に稲村ヶ岳、大日山の特徴ある姿、南へ主稜線を追えば行者還岳、弥山、八経ヶ岳、仏生ヶ岳、釈迦ヶ岳等、大峰の主だった山々の雄大な展望。本当に今日は申し分のないお天気で実に気分爽快。
水太覗きから下を覗く |
周りはまぶしい
くらいの新緑 |
今日は長丁場なので早々に頂上を辞し稜線を南に向かう。急坂を下り、南面が切り開かれた水太覗きを経て気持ちのいい雑木林を歩いていくと、前方に鎖を伝って絶壁をトラバースする悪場にさしかかる。ここは内侍落しの悪場と言うそうな。適度なスリルを味わいながら悪場を通過して小広い台地の稚児泊りに到着。ここまで快調なペースで来ていてまだ時間も早いのでもうひとがんばり無双洞まで行ってから大休止にすることにして少しの休憩で出発。
岩だらけの狭い七曜岳頂上で弥山へ向かうらしい先行の中高年グループを追い越し、しばらく縦走路を進んだところでうっかりしていて無双洞への分岐を見落としてしまった。ちゃんと道標があるのにあぶないあぶない。すぐに気が付いて分岐まで戻り縦走路を離れここからは狭い尾根を急降下。岩間のハシゴを下り木の根の張りだした急坂をこれでもかと下ると、やがて水の流れる音が聞こえてきて無双洞のある水太谷源流の流れに到着。
稜線上から見る大普賢岳、
小普賢岳、日本岳 |
木の根の張りだした
急斜面を下る |
冷たく気持ちのいい流れで顔を洗いザックをおろしてここで大休止とする。コンロを出しお湯を沸かし、コーヒーを作ったりして腹ごしらえ。ここで1時間以上もの間休憩していたが、上から降りてくる人は全くいなかった。以前秋にこのコースを歩いたときはかなり大勢の登山者に出会ったが、今日は土曜日のせいもあるだろうがほとんど人に出会わない。いったいどうしてだろうか。こてっちゃんと二人で顔を見合わせてオッカシイナ〜と首を傾げながら、のんびりゆっくりと休憩した。
のんびりとした休憩の後出発。山腹を巻くように付けられた道を進み涸れ沢を横切り対岸の急斜面を喘ぎ登る。途中で底無し井戸と呼ばれている穴を見ながらなおも急登。どこまでこの急登が続くのかといいかげんウンザリしてきたところでやっと水平に付けられた山道に出た。ここからはほぼ等高線沿いに樹林の中の散策道をダラダラと歩く。周りはまぶしいくらいの新緑に包まれ本当に気分スッキリ。
ブナの古木と新緑が
素晴らしい |
途中、相当な樹齢と思われるブナの古木を何本も見ながらの本当に気持ちのいい道だ。のんびり歩いていくとやがて和佐又のコルのベンチが見えてきてこの周回コースもフィナーレを迎える。
コルからは朝通った道を下り、キャンプ場にいくつも張られたテントを見ながら和佐又ヒュッテ前に戻った。ヒュッテの冷えたビールでまずは下山祝い。このあと、こてっちゃんは明日もふうまさん達と2日連続で大普賢に登るそうで、ここでテント泊するということで、ヒュッテ前の草地にテント設営。その後車で上北山温泉薬師の湯へ行き、汗を流し解散となった。
今日はお天気も最高、こてっちゃんと一緒に実に快調なペースで大普賢周回コースを歩き通すことができました。私もGW以来3週間のグウタラで鈍った体がリフレッシュできて、実に爽快な気分になれました。こてっちゃん本当にありがとうございました。また機会があればどこかご一緒しましょう。
END
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