馬ノ鞍峰紅葉山行

先日、台高山脈の馬ノ鞍峰へ沢ルートから登って、その静かな森の雰囲気がとても気に入ったので、紅葉の時期にもう一度と思って、今度は登山道から登ってみました。馬ノ鞍峰は台高主脈縦走路上の1ピークにすぎず、関西百名山にも入っていないような超マイナーな山ですが、ここに今月2回も登っているなんて、我ながら超物好きやな〜、と思っています。

【山 域】(台高)馬ノ鞍峰
【場 所】奈良県南部
【日 時】2002年 10月27日(日)
【コース】三之公川林道終点→明神滝→カクシ平→馬ノ鞍峰 下山は往路を戻る
【参加者】こてっちゃん、TM、oba (3名)
【天 気】曇り



明神滝40mの堂々たる姿

ひっそりとしたカクシ平三之公行宮跡
久しぶりの沢靴でなくてトレッキングシューズを履いた山歩きだ。朝から今季初の寒波到来で北風が強く、ほとんど日もささず曇り空の寒い1日であった。

ルートは、カクシ平までは整備された遊歩道があり全く問題なし。カクシ平から先は不明瞭ながら踏み跡があり、テープの目印をたどってほぼ沢沿いに登り、最後の高度差100m程の胸を突く急登を登り切ると馬ノ鞍峰西尾根の稜線に登り着く。ここから稜線伝いにダラダラと30分ほど登って馬ノ鞍峰の頂上に到着。

頂上では北風が吹き荒れ、寒くてゆっくりと休憩もしていられないのでさっさと下山開始。下山途中、西尾根稜線からの下降地点でお湯を沸かしコーヒーータイム。更に、まだ時間が早すぎるので、遊歩道上のベンチのある所でまたコンロを出しティータイム、という超のんびりペースで下山。それでも、朝7時から登りだして13時頃には車の所に戻った。

馬ノ鞍峰西尾根稜線の紅葉はまだか?

色づきがもうひとつやな〜

稜線を進むとだんだんいい感じに

でっかい猿の腰掛け

紅葉の具合は、谷沿い、西尾根付近はまだ早いのか、木々の色づきも少なくいささか期待はずれという感じであったが、馬ノ鞍峰頂上付近や廻りの山々はいい感じの色づきになっていた。何よりも、ほとんど人に会わずひっそりとした雰囲気がとてもいい。こんな展望もないような地味な所に登ってくるのは、我々のようなマニアックな物好きしかおらんやろな〜、と思っていたが、下山途中には何人かの登山者に出合って、さすが紅葉の季節だわいと妙に感心。

時間も早かったので入之波温泉に寄ったが、すごい量の人と車に諦めて、結局、帰路途中の吉野町中庄温泉でなんとか温泉に入って、食堂にてしばし歓談のあと解散となった。

これだけ寒いとさすがの三之公のヒル達も冬眠のようで、今年は夏からずっと何処に行ってもヒルにつきまとわれていたが、今日は靴の中にもヒルの姿は全く見られなかった。

いい色になってきた

周囲もなかなかなかええ感じ

頂上直下の稜線を登る

馬ノ鞍峰頂上にて

END