今夏7月海の日の連休は、大峰白川又川岩屋谷の予定だったのですが、どこでどうなったのかいつのまにか芦廼瀬川本流へ行くことになってしまいました。しかしここも大峰ではその名も轟く4級の沢、メンバーに恵まれないとなかなか行けない所。というわけでいつものメンバーでワイワイガヤガヤ、泳ぎの沢を充分堪能してきました。
山 域 |
(大峰)十津川水系芦廼瀬川本流 |
場 所 |
奈良県南部 |
日 時 |
2004年7月18日(日)〜7月19日(月) |
コース |
7/18 七泰ダム→七泰ノ滝→槙滝→焼ー淵→8m滝→焼ー上流の河原にて幕営
7/19 テン場→笠捨谷出合→堰堤手前右の小沢→車のデポ地 |
メンバー |
Taqさん、キンゴさん、KUROさん、たこやきさん、あめのうおさん、oba (6名) |
天 気 |
7/18 晴時々曇り 7/19 快晴 |
(写真の一部は、Taqさん提供のものを使用させていただきました。) (サムネイル画像をクリックすると拡大画像が表示されます。)
7/18
R425白谷林道分岐点広場にて前夜泊。車をここにデポして1台の車に乗って入渓点の小川集落へ移動。七泰ダムから入渓。
七泰ノ滝 |
槙滝は右岸を巻く |
しばらくで七泰ノ滝、ここは右岸側を割と簡単に登る。次に槙滝の右岸側をけっこう渋い巻きで登る。谷床に再び降りたあとはほぼ沢通しに前進。
最近の小雨で水量はかなり少な目。百間ーの大岩壁を左手に見上げながら、腰から胸までぐらいの徒渉を何度も繰り返しながら進む。
百間ーの大岩壁を見上げる |
胸までの徒渉を繰り返す |
目の前にこの谷の圧巻、焼ーの長淵が出現。ここでついに泳がなくては進めなくなり、観念してザックを浮き袋代わりに泳いで前進。長淵は100mの泳ぎとなる。長淵出口の斜瀑は滝身の左側を直登。
焼ー淵上流の大淵を再度の泳ぎで突破すると、この谷の核心部とも言うべき8m滝が行く手を阻む。ここで、後続の4人組が追いついてきたので先に行ってもらう。
焼ー長淵の手前にて、
これより100mの泳ぎ |
焼ー淵出口の滝 |
核心部8m滝に泳いで取り付く |
4人組に続いて我々も8m滝に挑戦。KUROさん、キンゴさんが空身で泳いで滝に取り付きルート工作。残置ハーケンのある滝身の右側岩壁にザイルをフィックスし後続が続いて突破。
核心部を越えれば、後はのんびりムードで小滝、ナメを越え、時折泳ぎも交えながら進むと左手に絶好のテン場適地があったのでここで今日は荷を下ろすことにした。
楽しい焚き火焼き肉宴会 |
燃え上がる焚き火 |
タープを張り、あとは毎度の焚き火宴会。今夜のメニューは豪華焼き肉。空模様も雨の心配はなかったので焚き火の横で朝まで快適にごろ寝。
7/19
2日目は快晴の青空。さしたる悪場もなく、小滝、ナメを通過。所々で現れる大淵では泳ぎを堪能。今日は暑くて水泳も楽しい。
大淵で泳ぎを楽しむ |
ゴルジュとなって入る笠捨谷を右手に見てしばらくで堰堤が現れ、堰堤手前に右手から入る涸谷を登り詰めたらピタリと車をデポしてあった広場に出た。
芦廼瀬川は噂に違わず本流遡行の醍醐味が満喫できる名渓でした。今回は水量はかなり少な目で難易度もワンランク下では?と思われますが、それでも、核心部の焼ー淵から8m滝へと続く300mのゴルジュは圧巻で、久しぶりの緊張感が味わえました。大峰の名渓を無事遡行できて、同行してくれたよき仲間達にはほんとうに感謝する次第です。
END
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