舟ノ川地獄谷(七面谷)でもう満腹
小山伏さんが、舟ノ川イブキー谷の偵察でカラハツソウ谷へ行くで〜、って言うので、カラハツソウ谷??と地図を見たけれど、1/25000地形図と昭文社エアリアマップではカラハツソウ谷が全然違う所やな〜。まあ舟ノ川の源流域で面白そうだし、お天気も良さそうなのでとりあえず行ってみるべぇか、と行ってきましたが、これがもう大変な所で、いや〜とにかく面白かったです。さすが、関西の谷の中でも悪絶で鳴るあのイブキー谷へと続く谷だわ、と妙に感心してしまいました。

山 域 (大峰)十津川水系舟ノ川地獄谷(七面谷)・カラハツソウ谷
場 所 奈良県南部
日 時 2004年10月24日(日)
コース 林道車止→アメ止り滝→桶側滝→イブキー谷出合→927mピーク大高巻き→890m二俣の右俣谷→林道
メンバー 小山伏さん、Taqさん、oba(3名)
天 気 晴時々曇り


10/24


左のーから滝が落ちる

ゴルジュの奥にアメ止り滝を覗く
朝から今秋一番の冷え込みで寒い!なるべく水には浸かりたくないな〜、と思いながら林道車止めからすぐ入渓。8時過ぎ。すぐに両岸壁が立ちV字状谷となってくる。

きわどいヘツリを繰り返しながら進むと、右岸に25m程のーが立ち20m、30m滝が並んで落ちているその先、左壁が立つ大淵の左上バンドをきわどくトラバースして谷に降りる所がメチャ怖い!先の2人は行ってしまったが、しんがりのobaは最初の一歩を置くのがあまりに怖いので上の薮をこいで巻いて降りた。

その先、左壁から10m滝が落ちる先で両岸狭まりゴルジュのお出まし。10m程の淵の奥に8m程の滝(アメ止り滝)が落ちている模様。小山伏さんは様子を見に行くと言って奥へ進む。左岸壁をヘツリながら後へ続く。

どうやら小山伏さんはこの先で谷床に降りてこの滝を突破するつもりみたい。濡れるのは嫌なのとかなり手こずりそうと判断したobaは、途中で左岸壁を登り上の笹藪をこいで巻き登ることにした。小山伏さんは、なんとゴルジュを突破し滝を登ってきて最後のツルツル岩盤で手こずっていたが、巻いて滝上に出ていたobaのスリングでなんとか這い上がり、Taqさんもその後に続く。

向こうになにやらとんでもないものが見えてきた!

桶側滝、右側はドーム状洞窟の奇景を造っている

この滝を越えたら谷の流れ自体はそれまでと比べたら穏やかになったように感じたが、相変わらず両岸は高くーが立ち険悪な様相。ほんとうにこの谷はーが発達している。


洞窟の中から桶側滝を見る
先へ進むと割と穏やかな流れの先にとんでもないものが見えてきた。両岸狭まった奥から凄い水しぶき。あれはいったいなんだ?・・・・

近づいてみると岩の裂け目から落ちる3段25mのとてつもない滝(桶側滝)。滝の釜は砂利ですっかり埋まっているが左岸側は天井の高さ20m程のドーム状洞窟になっているという奇景を造っていた。こんな滝は初めて見る。とにかく凄い!水流の力でこの洞窟ができたのかと思うと背筋が寒くなる程である。一見の価値あり!

桶側滝右岸壁にルートを求め小山伏さんリードでザイルを伸ばし巻き上がる。途中からのフェイス状岩壁の登りはかなりシブかった!心臓に悪い!

桶側滝の上流しばらくでやっとイブキー谷出合。13時20分。右俣のカラハツソウ谷に入るが、いきなりのゴルジュで激流轟々と流れちょっと越えられそうもない。仕方なく二俣の間にそそり立つ927mピークを巻き上がる羽目に。

ほとんど垂直の壁の木登り&木の根つかみ登攀でゼーゼーハーハーとやっとのことでピークを越え、そこから尾根の右側をトラバース気味に下り。谷床に降りてしばらく880m二俣で右に入る枝谷を登ったらやっと林道に出た。15時半。

林道をテクテク歩き七面山登山口を経て車の所に戻ったのは17時を回っていて、なんとか闇下は免れることができた。

イブキー谷出合の手前
前方に見えるピークを登る羽目になってしまうとは・・・・

夕日に輝く明星ヶ岳

小山伏さん曰く、「たいしたものもなさそうだし、たぶん早い時間に林道に出るから宴会でもしてのんびりして帰ろう。」・・・・いやいやとんでもない、激流両岸そそり立つー、ゴルジュ、とてつもない洞窟大滝、渋い巻き、最後の大高巻き、と久しぶりに満腹の沢でした。

小山伏さん、Taqさん、今日はほんまに面白かったですね〜。どうもありがとうございました

END