■00/04/22
□4/22 御岳ロープウエイスキー場→御岳往復(覚明堂小屋上の稜線上で、強風とホワイトアウトのため登頂断念)
□参加者 大場 、 TM 、Iさん 、 Hさん
朝8時半にロープウエイスキー場の駐車場に集合。駐車場でも時折強風が吹いていた。仰ぎ見る御岳山頂付近はガスに隠れていた。この日も強風のためゴンドラが動き出すのが遅れ、9時過ぎにやっと動き出したゴンドラに乗って2150mスキー場最上部へ。
昨夜かなり降っていた雨がこのあたりは雪だったようで、湿った新雪が20cmほどつもっていた。9時半頃シール登高開始。樹林帯を適当に登り抜け、左手沢状斜面の右岸側をトラバース気味に登る。石室小屋の下でクトーを装着し、小屋右手急斜面をジグザグ登高。このあたりから強風が吹き荒れ、ガスも濃くなりなにやら険悪な雰囲気になってくる。そのまま急斜面を登り続け、覚明堂の下を左へトラバースして隣のルンゼ状急斜面に移り、12時半頃に烈風が吹き荒れる稜線に登り付く。
立っていられないほどの烈風で、おまけにガスでホワイトアウト状態。剣ヶ峰へはあと稜線をダラダラ登って30分ほどであるが、登頂はここで断念し、さっさと降りることに決定。烈風の中這いつくばって滑降の準備をしてホワイトアウトの中滑降開始。
雪は最悪のモナカ状クラスト。おまけにホワイトアウトでバランス感覚がおかしくなり、車酔いになったような状態でヘロヘロ滑降を続け、何とか樹林帯上の平坦地に着きやっと一息つく。今まで何度もこのコースを登って滑ったが、今日は今までで最悪の条件であった。このあと樹林帯を抜けスキー場を憂さ晴しでかっ飛ばして、駐車場に14時過ぎに到着。
このあと、車で新穂高へ行きI氏のログハウスで宴会、泊り、翌日のんびりと帰阪した。
御岳ロープウエイから剣ヶ峰へのこのコースは、条件がよければ素晴しい斜面の大滑降が楽しめるコースです。今年の雪の量だったら5月いっぱいは充分楽しめそうですから、皆さん、天候の良い条件の時におおいに楽しんでください。
END
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