5/4  大白水谷滑降、別当出合へ下山


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■行動時間
06:50 室堂    07:05 大白水谷源頭    07:45 大白水谷滑降    大白水谷1800m付近で滑降終了後登り返し
10:45 室堂    11:20 室堂より万才谷、甚之助小屋を経て下山    13:10 別当出合


今朝は早めの時間に出発。室堂からほぼ等高線沿いに東へ向かいすぐに大白水谷の源頭部に到着。今朝は少し薄雲が掛かっているので未だ雪面が少々硬い。雪が緩むのを待って、セルフで写真を撮ったりしてしばらく待機。

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大白水谷の上で雪の緩むのを
待って待機
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大白水谷上部の超快適大斜面
やがて日も差してきて雪も適度に緩んできたようなので滑降の準備をして大白水谷の斜面に入る。この谷は上部の傾斜はそれほどでもなく、リフトを架ければそのままスキー場になるような超快適斜面が続く。またもや広大斜面の独り占めに、もう頭の中は真っ白状態。

大白水谷を高度差300mほど滑ると谷が狭まってくるが、斜度30度〜30度弱位の均一の快適斜面が延々と続く。下部へ来ると雪面が少々荒れ気味になってくるがそれほど滑りにくくはない。どんどん下り、標高1800m付近の右手から小さな谷が出合う二俣で滑降終了とした。

休憩後、室堂まで登り返す。それにしても、昨日も今日も室堂周辺にはあれほど多くの人がいるのに、このあたりには人っ子一人いないとはどういうことだ。東面台地、転法輪谷には誰かが滑ったシュプールが見受けられたが、この大白水谷にいたっては、全くスキーの跡は皆無であった。

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快適斜面が延々と続く
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登り返す途中、谷の上を見上げる
室堂へ戻って、デポしてあった荷物をザックに詰め込み、再び重くなったザックを背負い下山することにする。下山ルートはどれにしようかと考えて、万才谷ルートを取ることにした。室堂周辺の喧噪を後にして万才谷へ向かう。万才谷はシュプールが何本かはあったがそれほど荒れていなくて最後の快適滑降を楽しめた。

万才谷下部の標高2070m付近で右手真横にトラバース、やがて下に甚之助小屋が見えてきて小屋の前に滑り込む。ここで丁度お昼になっていたので休憩、腹ごしらえ。休憩後、ここからは多くの足跡が散乱し、スキーのシュプールでそこいら中が荒らされた斜面をよけて、なるべく端の方を滑って下降。下部へくるほどに雪が腐ってグサグサになってきたが、いつもなら薮に苦労する所も雪が多いためそれほど難儀することもなくスキーで下降できた。

中飯場の更に下の標高1400mを切るあたりまでスキーを着けたまま下降し、あとはスキーを担いでグサグサ雪とぬかるみの斜面を歩いて別当出合に到着。今回の白山東面の大斜面独り占め山スキー山行も無事終了となった。

下山ルートは、湯ノ谷→白山釈迦岳→丸岡谷→市ノ瀬というコースにしたかったが、東面の素晴らしさに大満足したのと、車の回収の問題があったので次回のお楽しみとすることにした。

この連休、、白山は大賑わいであるが、そのほとんどの人が別当出合→室堂→御前峰を往復するのみで、それ以外の所ではほとんど人に出会うこともない。白山東面は尾根も谷もどれも素晴らしいスキーコースであった。ただこの時期、早川さんのように自転車を使うということでもしないと岐阜県側からのアプローチは極めて難しく、石川県側からだと滑った所をまた登り返して戻る、ということになってしまうが、これもまぁ、山スキーの楽しみの一つだということで納得。

END