御前岳前衛でパウダー満喫

昨シーズンの4月に思わぬパウダーに驚喜した、岐阜白弓スキー場ゲレンデトップから御前岳前衛1735mピークへパウダー狙いで行ってきました。折からの大雪の後で、期待通りのパウダーツリーランを存分に満喫できました。
山 域 御前岳前衛1735mピーク
場 所 岐阜県北部
日 時 2004年2月8日(日)
コース 白弓スキー場→ゲレンデ上部谷状斜面→尾根上1350m→1735mピーク
下山は往路を戻る
メンバー Taqさん、KUROさん、たこやきさん、POちゃん、oba(5名)
天 気 曇り時々晴
(写真の一部は、Taqさん提供のものを使用させていただきました。)

2/8
前夜発で東海北陸道ひるがの高原SAで朝まで仮眠したが、ずっと雪が降り続き、朝R156を北上している間も雪模様。ここ数日かなりの降雪で雪はかなり深そうだし、お天気ももうひとつなので、これは登るのもかなり難儀しそうで途中で撤退もやむなしか、と思っていたが、白弓スキー場に着いたら雪は止み空も明るくなってきた。

駐車場で金沢のTAKAGIさん、滋賀のたきじろさんチーム(4名)と偶然居合わせ言葉を交わす。他の人達はさっさと出発していったが我々も遅れて出発。スキー場のリフトを1本乗りゲレンデ上部の端をシール登高開始。8時。

ゲレンデトップから急斜面に取り付く(TAKAGIさん)

尾根に出るとブナの森の中の緩やかな登り

スキーを履いても膝上といういきなりのラッセルにたまらず先行者のトレースに入る。旧ゲレンデトップからちょっと藪っぽい斜面を登ると開けた上部谷状斜面に入り、ジグザグを切りながら登る。それにしてもかなりの急傾斜だ。昨年もここへ来ているがこんなに急斜面だったかな〜、と思いながら苦しい登りにじっと我慢。

途中で福井ブナの木山の会の猛者(4名)がすごい馬力で追いついてくる。福井の衆に先行してもらって更に登り続けると上に尾根のラインが見えてきて、昨年来た時は強引に攀じ登った雪壁も大量の雪で埋まっているのかそれほど苦労もなく1350mで尾根に出ることができた。10時30分。ここまで終始トップでラッセルしたたきじろさんのパワーには脱帽!

ここからは緩やかな尾根に点在する素晴らしいブナ、ミズナラの疎林の中を気持ちよく登る。風もなく時折日も差してきてお天気もまずまずでほんとうに気持ちいい。高度を上げていくと、左手に昨年パウダーに驚喜した野々俣谷源頭部の素晴らしい斜面が見えてきた。やがて雪をまとった岳樺や針葉樹林が現れ、奥美濃離れした素晴らしい景観に感動。この先尾根上は小さなアップダウンが続きキリがないので1735mピークで登高終了。12時。

1735mピークで楽しいランチタイム

緩やかな尾根の新雪滑走(たこやきさん)

3パーティー合同でのんびり楽しいランチタイムの後、たきじろさんチーム、福井の衆、TAKAGIさん等は野々俣谷源頭部をひと滑りに行くということだが、我が隊は山スキー初級者を含むため下山に時間がかかりそうなので今回は野々俣谷源頭部は割愛。往路をそのまま戻ることにする。

緩やかな尾根の楽しい新雪滑走の後、1350mからスキー場までの谷状急斜面に入る。これが、ちょっと重めだが新雪・深雪の急斜面が延々とゲレンデトップまで続き素晴らしかった。適当に間隔の空いた木々の間を縫ってのパウダーツリーランを大いに楽しむ。

今季から山スキーを始めたばかりのたこやき大姉御は、新雪のこんな急斜面は初めての経験だっただろうがどうにかガッツで下降。ゆっくりと下降していたら、後ろから他パーティーの面々が追いついてきた。スゴイスゴイ!福井の衆がパウダー急斜面を高速でかっ飛んでいく滑りにしばし見とれる。

パウダーツリーランを満喫(Taqさん)

パウダー急斜面に飛び込む(oba)

パウダー斜面に果敢に突っ込む(KUROさん)

パウダー急斜面を余裕で滑る(POちゃん)

やがて旧ゲレンデの斜面が下に見えてきて本日のパウダー満喫ツリーランもおしまい。最後に旧ゲレンデの未圧雪斜面を頂こうと思って滑り出したら、疲れた足がもつれて大転倒。起きあがるのに一苦労で最後に大汗をかいてしまった。(^^ゞ

このコースはほんとうにええです。昨年の4月に思わぬパウダーに出会えたので、2月頃だったらさぞ素晴らしいのでは、と思って今回計画しましたが、期待通りの素晴らしいパウダーツリーランが存分に楽しめて、毎年必ず来たい所になりました。

たこやきさんの御前岳前衛のレポはこちらです。

END