日照岳でディープパウダー

当初は日照岳北方1746m峰(別名がおろピーク)を昨年とは別ルートから登る予定でしたが、同行予定者の都合が悪くなり、単独ではどうしようかと思案していたのですが、YAMADAさんチームが日照岳に行くということで、それに同行させてもらうことで思い切って出かけることにしました。
山 域 日照岳
場 所 岐阜県北部(白山東方)
日 時 2004年2月15日(日)
コース 御母衣湖畔R156取付点から日照岳北東尾根1534mジャンクション往復
メンバー YAMADAさん、秀一さん、ハマちゃん、Kさん、ひろぽんさん、TAKAGIさん、oba (7名)
天 気
(写真の一部は、YAMADAさん、秀一さん提供のものを使用させていただきました。)

2/15
前夜車を飛ばしてドライブイン御母衣湖まで来たが、途中土砂降りの雨が白鳥を過ぎるあたりから雪に変わり、見る見るうちに路上に積もって、高速を降りてR156に入ったが全然除雪していなくて、目的地にはたしてたどり着けるのだろうか?と不安になるほどであった。

朝、降りしきる雪の中を御母衣湖畔の日照岳取付点まで移動、他のメンバーを待つ。予定よりかなり遅れてTAKAGIさん、福井のメンバーが到着。しかし凄い雪だ。とりあえず行ける所までということで、雪の降り止まぬこの悪天候の中、7名の好き者が出発。8時。

急斜面で猛烈ラッセル(ハマちゃん)

ますます雪が深くなる

いきなり膝上のラッセルで、先頭を交代しながら前進。尾根に出るまでの急斜面ではハマちゃんが猛烈ラッセルで突進。尾根に出ると幾分傾斜は緩くなったが雪はますます深くなる。

1534mジャンクション手前の急斜面、ブナの疎林が素晴らしく滑りでは最もおいしい所であるが、腰あたりまでくるラッセル。秀一さんが先頭で、ターボエンジンのスロットル全開猛ラッセルで道を開く。吹き溜まりでは胸までくるほどの深い雪だ。

雪が降りしきる中、雪のテーブルでランチタイム

腰まで埋まるディープパウダー(TAKAGIさん)

やっとのことで1534mジャンクションに到着。やはりここまでかなり時間がかかりもう時刻は11時半頃。今日のところはここで登高中止として、とりあえず雪のテーブルを作っての大休止。雪はどんどん降り続き時々吹雪状態であるがやはりこれがなくては終わらない。降りしきる雪の中でワイワイガヤガヤ盛り上がるスキー馬鹿達。

滑っている人がほとんど見えない(秀一さん)

ディープパウダー満喫(ひろぽんさん)

休憩後、我先にと新雪の中に飛び出したが、腰まで埋まるディープパウダー。あまりにディープ過ぎて傾斜の緩いところでは全然前に進まず。埋まったスキーを持ち上げるのに一苦労。ほとんど直滑降に時折ターンを交える程度で雪煙を上げて全身雪まみれになりながら滑る。ひっくり返ると目、鼻、口の中と何もかもが雪まみれで呼吸困難になるほど。

高度1200mを切ったあたりから、登ってきた急斜面の左手の沢の中に入る。これが藪も薄くなかなかGOOD。沢を忠実に下降すると最後は雪原状の所に出て国道脇に飛び出し、国道を通る車の中の人の好奇の視線を浴びながら本日の雪まみれ粉まみれディープパウダー山行も無事終了となった。13時半。

ウハウハディープパウダー(oba)

谷の中には見事なミズナラの大木が

ほぼ半日遊んで車に戻ったら、車の上に40cm程の雪が積もっていた。駐車スペースには、朝はなかった滋賀ナンバーの車がもう1台止まっていた。我々以外にも似たような好き者がいるようで。

END