2012/08/19  前鬼から釈迦ヶ岳 

8/19
■メンバー:Oba(単独)
■コース:前鬼林道車止〜小仲坊〜二つ岩〜太古ノ辻〜深仙ノ宿〜釈迦ヶ岳(1799m)    下山は往路を戻る
■天候:曇り時々雨

長大な大峰山脈のほぼ中央に位置する名峰釈迦ヶ岳(1799m)は、ピークを踏むのだけが目的であれば距離が近い十津川村旭の登山口から登られることが多いですが、ここはやはり大峰修験道ゆかりの歴史ある古道を訪ねて前鬼から登りたいものです。このコース小生は何度か歩いていますが、最近歩いたのは6年前に沢登りで孔雀又谷を大峰主稜線まで詰めて下山路として歩いて以来なので、久しぶりに歩いてみたくなりこの週末の天気予報が比較的良と思われる日曜日に日帰りで行ってきました。

天気予報に反して朝から雲が多く時々小雨がぱらつき下山中に突然の豪雨に合うという不安定な空模様で、せっかくの釈迦ヶ岳の展望の方はサッパリでしたが、やはりこの道はかなり歩き応えのあるハードな道で大峰の奥深さを充分に感じさせる素晴らしい古道であることを再認識する満足な山行でした。


車止めを6時40分出発、林道脇にイワタバコの花が咲いています

車止めから約30分の車道歩きで小仲坊に到着
前鬼、後鬼の子孫である五鬼助氏が1300年続く宿坊を今も守り続けています


歴史を感じさせる道です

かつて小仲坊以外にもあった宿坊は今は石垣を残すのみです


だんだんと不明瞭な道になってきますが古木が鬱蒼としていかにも大峰らしい雰囲気です

かなりの急登が長く続き傾斜が緩くなると右側に倶利伽羅不動岩が見えてきました


大峰33番靡、二つ岩(両童子岩)

ガスが少し切れて樹林越しに見える五百羅漢の岩峰群


もうすぐ主稜線の奥駈道に出ます、上に見える鞍部が太古ノ辻です

太古ノ辻に到着、奥駈道はこれより南は南奥駈道としてさらに続きます


太古ノ辻から見る大峰35番靡、大日岳(1568m)、鎖場を登って頂上へ行けますが
以前登っているので今日は割愛

太古ノ辻にある背比べ石


大日岳の西側をトラバースして釈迦ヶ岳との鞍部、大峰38番靡、深仙ノ宿に到着

深仙ノ宿のすぐ横に鎮座する四天岩


深仙ノ宿にある潅頂堂

潅頂堂の中を拝見しました、円ノ行者像が安置されています


深仙ノ宿から見る大日岳、頂上直下右斜面に行場の岩場が見えます

釈迦ヶ岳の手前にある岩場、大峰39番靡、極楽ノ都津門


11時10分、大峰40番靡、釈迦ヶ岳(1799m)に登頂
さすがに人気の山、大勢の登山者で一杯でしたが展望はガスで何も見えません

下山路西側、一面のミヤコザサと針葉樹林


稜線の東側に見える深い谷は前鬼川孔雀又谷

遠くに見える台高南部方面は晴れているように見えますが


ガスが少し晴れて五百羅漢の岩峰群が見えてきました

下山途中、樹林の間から見える台高南部の特徴ある山は??


下山途中、両童子岩の裏側に回ってみました
朝にはガスで見えなかった五百羅漢が見えます

前鬼が近くなると栃の木の大木が目立ちます
小仲坊に下山15時10分


END



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