2012/09/15  和佐又から大普賢岳、無双洞周回 

9/15
■メンバー:Oba(単独)
■コース:和佐又山キャンプ場〜和佐又のコル〜日本岳のコル〜大普賢岳〜七曜岳〜無双洞〜底無井戸〜和佐又山キャンプ場
■天候:曇り

この週末は猛烈台風の接近で山の天気はあまり期待できませんが、土曜日が一番マシなようなので大普賢岳を巡る周回コースを10年ぶりに訪れてみました。最近何度も大峰の山を歩きに行っていますがいつも鬱陶しいお天気ばかりで、今回も山は濃いガスに覆われてせっかくの大普賢岳、七曜岳の大展望はサッパリ、またしても修行のような山歩きでしたが、途中でいくつかのブナやミズナラ等の巨木に出会えたのが救いでした。

久しぶりに歩いたこの周回コースは日帰りコースとしてはけっこうハードなコースですが、大峰の魅力が要所要所に配された素晴らしいコースだと改めて再認識しました。


和佐又山キャンプ場を朝7時出発、気持ちのいい雑木林の登山道に入ります

しばらく歩いて日本岳の南岩壁にある窟(いわや)群の最初「指弾ノ窟」


次に「朝日窟」

一番大きな大峰第62番靡「笙ノ窟」


「鷲ノ窟」上部の大岩壁を見上げます

日本岳と小普賢岳の鞍部「日本岳のコル」に到着


石ノ鼻の大岩の上に登ったら青空が出ていて大普賢岳方面が見えました
手前のピークは小普賢岳

大台方面の山々もうっすらと見えます、天気が良くなってくるかと期待しましたが
この後すぐに濃いガスが湧いてきてまた展望無しに


小普賢岳付近はいくつかのハシゴ場、鎖場があり要注意

和佐又を出てちょうど2時間、9時ちょうどに大普賢岳(1780m)頂上(大峰第63番靡)
展望は濃いガスで何も見えません


水太谷覗から下を見てもガスで何も見えません

今の時期登山道脇で見かける花はトリカブトぐらいしかありません


弥勒岳付近で見かけた風格のあるブナの古木

しばらく鎖場等の要注意箇所が続くので慎重に


「内侍落とし」、「薩摩転げ」と名付けられた悪場が連続
鎖が設置してあるので慎重に行けば大丈夫

鎖を頼りに悪場を下降


大峰第60番靡「稚児泊」の幻想的な風景

霧に煙る奥駈道


いかにも大峰らしい苔むした風景

七曜岳頂上もガスで覆われていましたが、西側の神童子谷方面だけが
ガスが切れて少し見えます


七曜岳のすぐ先の分岐を左折、木の根の張りだした急斜面の激下り

迷いやすい広い尾根に出てテープ目印を追って進みます


急斜面の激下りで足がガクガクになってちょうど12時に「無双洞」に到着
洞窟から清冷な水が滾々と湧き出ています、ここで昼食休憩

無双洞のすぐ下にある「水簾ノ滝」


無双洞から山腹を巻いてその後は岩場のかなり長い急登

鎖や鉄杭があるし、ガバホールド豊富で慎重に行けば問題なし


「底無井戸」までくれば急登は終了、後はほぼ水平道を和佐又へ帰ります

和佐又までの道はいくつかの巨古木群が疲れを癒やしてくれます
岩に覆い被さるように立つブナの古木


このブナの巨木には大感動!おそらく大峰山系では最大のブナの木では

圧倒的な存在感、いつまで見ていても飽きません


これはミズナラの古木、これもかなりの大木です

栃の木の古木
癒やしの風景を楽しみながら水平道歩きで和佐又に14時半頃帰還


END



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