2012/10/07〜10/08  平瀬から白山北縦走路

10/7〜10/8
■メンバー:Taka   Matu   Taq   Oba(4名)
■コース:
10/7 大白川〜大倉山避難小屋〜室堂〜お花松原〜北弥陀ヶ原〜ゴマ平避難小屋(泊)
10/8 ゴマ平小屋〜シンノ谷〜妙法山〜野谷荘司山〜大窪
(Taqさんは体調不良で、10/7 大白川から白山往復、10/8 大窪から野谷荘司山往復)
■天候:10/7 晴れ後雨    10/8 快晴


今回の全コースGPSトラック

秋の白山には何度も行っていますが今まで素晴しい紅葉には当ったことがありません。今年こそは、ということでこの連休に、岐阜県側の平瀬・大白川から登ってゴマ平避難小屋に一泊し北縦走路を縦走するコースに紅葉を期待して行ってきました。

天気予報では2日とも晴れの予報であったはずですが、1日目の予報は見事に外れ、朝のうちこそは雲は多いながらも晴間が出ていましたが、室堂に着く頃には天候はどんどん悪化、ついには本降りの雨まで降り出すという最悪の天気となってしまいました。せっかく今が見頃と思われるお花松原や北弥陀ヶ原付近の紅葉も雨とガスの中でぼんやり見えるだけでガックリ、雨中の修行の歩きで足取りも重く宿泊地のゴマ平避難小屋に着いてみれば小屋は超満員で唖然とするばかり。割込む余地も無く仕方なく土間に寝る羽目になり、この日は散々な一日となりました。

明けて2日目は快晴で北縦走路の快適な稜線漫歩、紅葉が楽しめたのがせめてもの救いとなり、白山の素晴しい紅葉との出会いはまたしてもお預けとなっていましたが、久しぶりの白山の長距離縦走を無事歩き通せた事でまずまずの山行であったと納得しております。

10/7  大白川〜室堂〜ゴマ平避難小屋
行動時間  06:05 大白川    09:55 室堂    15:03 ゴマ平小屋

早朝大窪に車を一台デポし大白川に移動して登山口を出発

大倉尾根はブナの大木が林立する気持ちのいい尾根です


こんなミズナラの大木もありました

高度を上げるといい色に色付き始めた木が現れます


なかなかいい色付きです

赤、黄色、緑の混ざり具合がいいですね


眼下に白水湖が見えます

大倉山避難小屋で小休止


雲が多いですが予報では今日はいい天気になるはずなので期待が膨らみます

青空が出てきて大倉尾根の紅葉もなかなか映えます
上の方に白山御前峰が見えてきました


カンクラ雪渓が見える頃には今日は最高のお天気だと思っていましたが・・・・

弥陀ヶ原の末端に着いた頃には濃いガスが周囲を覆い始めて・・・・


足下で見つけたシラタマノキ

室堂に着く頃には天候はどんどん悪化、あたりはガスで真っ白
Taqさんが体調不良でここから大白川へ下山


室堂で休憩後出発しますがガスは一向に晴れません、これでは紅葉も映えないなあ

真っ赤に紅葉したナナカマドですがガスの中で眠たい色です


そのうち小雨が降り出しました、しっとり濡れたナナカマドの紅葉

お花松原付近で雨はだんだんと本降りになってきました
晴れていればさぞかし素晴らしい紅葉の景色なのでしょうが・・・・


せっかくの今が盛りの紅葉も雨とガスの中で冴えません

晴れていれば燃えるような真っ赤に見えるのでしょうねえ


北弥陀ヶ原で雨の中の景色を見て出るのは溜め息ばかり


ベールをかぶったような北弥陀ヶ原のナナカマド
この後雨中の修行の歩きでゴマ平小屋を目指しますが、小屋に着いてみれば
超満員の先客に唖然、仕方なくトイレ横の土間に陣取ることにしました

10/8  ゴマ平小屋〜妙法山〜野谷荘司山〜大窪
行動時間  06:00 ゴマ平小屋    08:45 妙法山    10:43 野谷荘司山    13:18 大窪

翌朝は快晴の空のもと小屋を出発、シンノ谷に降り立ちます

稜線を目指して念仏尾根を登ります


振り返えればシンノ谷の源頭と間名古ノ頭が見えます

稜線に出れば遙か遠くに北アルプスの山々のシルエットが見えます


間名古ノ頭の向こうに白山主峰が顔を出しているのが見えます

これから先の縦走路が手に取るように見えます


左手遠くに見える特徴ある姿の山は笈ヶ岳

遠ざかる白山主峰をバックに気持ちのいい稜線漫歩


もうすぐ妙法山の頂上です

妙法山頂上から見る猿ヶ馬場山方面と向こうに見える北アルプスの山々


妙法山頂上から野谷荘司山方面を望みます

妙法山頂上で小休止


妙法山のピークをバックにして景色を眺めます

足下に咲くリンドウの花


稜線右側にくるみ谷付近の崩壊地形が見えてきました
向こうに鶴平新道の尾根が見えます

ここらあたりの紅葉は派手さはありませんがなかなかいい感じです


もうせん平に生息する食虫植物モウセンゴケ

眼下に見える鳩谷ダム湖と庄川、対岸の平瀬周辺の山


雲が湧いてきて白山主峰が見えにくくなってきました、さらば白山

眼下に鳩谷ダム湖と野谷橋がはっきりと見えます


目指す野谷荘司山がはっきりと見えてきました

このあたりはドウダンツツジの紅葉が見事です


野谷荘司山付近の紅葉もまずまず

野谷荘司山の東側斜面はどんどんと崩壊が進んでいます


野谷荘司山でTaqさんと再会、大休止の後鶴平新道を大窪へ下ります

赤頭山から振り返り望む野谷荘司山、馬狩荘司山


鶴平新道下部は風格のあるブナの大木が林立する気持ちのいい道です

気持ちのいいブナの森の道を下り大窪へ下山
1日目の悪天候、超満員の小屋でガックリとした気分が
2日目の快適な稜線漫歩と景色が楽しめたことで何とか救われました


END



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