唐谷川から経ヶ岳南東1555mP
2月も半ば過ぎてすっかり気温が上がりとうとうパウダーの季節もお終いとなってしまったようで、パウダーが望めないとあっては景色が楽しめる山に行きたい、というわけで、経ヶ岳周辺の未知のルートを探りに行くことにしました。
場 所 経ヶ岳南東1555mP(福井県北部)
日 時 2011年2月26日(土)
コース 南六呂師〜唐谷川沿いの林道〜池ノ大沢〜1420mコル〜経ヶ岳南東1555mP
1555mPから南東斜面を標高差約420m滑降〜1420mコル〜往路を戻る
メンバー YAMADAさん、Takagiさん、しゅうさん、はまちゃん、K村さん、Mitaさん、Mikiさん、Matuやん、oba(9名)
天 気 快晴

2/26

南六呂師から唐谷川に沿っての長いアプローチは、林道ショートカットの杉林の中のガリガリ斜面の急登、左側斜面から押出されたデブリ帯の苦労しての通過、等々でいささかウンザリしますが、やがて前方上に池ノ大沢の台地が見えるようになってくると周りの景色もいい雰囲気になってきてやっと気分が盛上がってきます。そして急登の末稜線上に登り着けば反対側の山々の素晴しい景色がお出迎え。やっぱり苦労してここまで来なければ見られないこの景色には思わず歓声が上がります。

目の前の1555mPまであと少し登り、風もほとんど無い申分のない天気の元、久しぶりの雪のテーブルを囲んでの山頂宴会を楽しんだ後、やっと本日のお楽しみ絶好ザラメ雪斜面の大滑降に皆が歓声と供にカッ飛んでいくのはいつ見ても壮観です。
亥向谷支流源頭部を標高差400m以上滑った後コルまで登り返し、後は往路の斜面を戻りますが谷が狭まるところまではまだまだナイスザラメの斜面が長く続きけっこう楽しませてくれます。

往きで苦労したデブリ帯や緩く長い林道歩き、そして最後の延々と続く林道滑りと、今日は色々と変化に富んだ場面が次々と現れた久しぶりのロングコースでした。経ヶ岳周辺はまだまだ知られていない好山スキールートが有りそうな雰囲気ですね。また機会が有れば訪れてみたいものです。


GPSトラック(クリックで拡大表示)

Mr.Yamada編集のスライド&動画


南六呂師から雪で埋まった田圃を歩いて出発

林道ショートカットでガチガチの杉林の斜面を登ります


唐谷川に沿ってかなり高いところに通ってる林道に出てからの
歩きがかなり長いです

真新しいデブリがいたるところに出ています


立木をなぎ倒したすさまじい全層雪崩の跡もあります

デブリ帯を苦労して通過


林道から離れて狭い谷を登って行くと・・・

やがて広大斜面が現れてきて、雰囲気がよくなってきます


この斜面を登り切ったら池ノ大沢の末端に出ます

池ノ大沢の末端から上のコルを目指します
左に目指すピークが見えてきました


コルの直下はかなりの傾斜です、最後の踏ん張り処

振り返ると大野盆地がはるか下に


1420mコルに登り着けば真っ白な別山が見えてきます

いつものように元気有り余りのMatuやんはコル反対側の斜面を
1本滑っていきました、いやはや・・・・


目指す1555mPへはあと一頑張りです

1555mPに着けば白山の真っ白な勇姿が迎えてくれます


奥美濃石徹白の山々が居並ぶ姿も壮観です

経ヶ岳本峰と北岳です


池ノ大沢から中岳、杓子岳方面

はるか彼方に見える大野盆地


風もなく最高のお天気の元、雪のテーブルを作っての頂上宴会

標高差400m以上滑ったあとコルまで登り返し


帰路の台地下の斜面もナイスなザラメで快適滑降です

長い林道滑りを経てやっと南六呂師の田圃まで帰ってきました


END